Soundiron “Voice of the Sun – Sunflower”

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Soundiron “Voice of the Sun – Sunflower”

Soundiron Voice of the Sun - Sunflower - Female Ukrainian Solo Vocal Library
Soundiron Voice of the Sun – Sunflower – Female Ukrainian Solo Vocal Library
サンプルパック 「Voice Of The Sun – Sunflower」 | SONICWIRE
Soundiron社製 サンプルパック 「Voice Of The Sun – Sunflower」の製品詳細情報ページです。

SoundironからVoice of the Sunシリーズの2作目として、ウクライナの女性ボーカルをフィーチャーしたVoice of the Sun – Sunflowerがリリースされました。
ちなみに前作は日本の百人一首をメロディとともに歌ったVoice of the Sun – Sunriseですね。NFRをいただいてたにも関わらず記事にしていませんでしたが、「素」の歌声って感じでなかなか面白い。母国の人にとってはあまり使う場面が思い浮かびませんが…。

機能、操作性

収録されているボーカルサンプルおよび派生サンプルはなかなか膨大で、かつncw圧縮されていないため、製品自体はKontakt Player非対応ですがサンプル自体は好きなように使うことができます。

収録インストゥルメントは主要なものが4つと、恒例の”FX”を冠したものが20個ほど。
主要インストゥルメントのほうは、上の動画のサムネに見えるXYパッド搭載でモーションの記録が可能なAmbiencesと、クロマチック演奏が可能なChromatics、あとはいわゆる歌詞つきのフレーズサンプルをまとめたLyrical Phrasesと、母音歌唱(メロディつき)によるVowel Phrasesとなっています。

製品ページのデモを聞くと、「ん、音程が…」って印象を受けますが、少なからずエスニック的な調律(黒海周辺のものだろうか)や節回しの影響があるようで、気になるようであればピッチ補正ソフトを挟む必要があるかもしれません。

むかしウクライナ人の女性ボーカル…というかシンガーソングライターの知り合いがいたんですが、本製品のように澄んだ歌声をお持ちでした。

外国語ボーカルサンプル使用時の懸念点

で、こうしたあまり聞き馴染みのない言語のボーカルサンプルを楽曲で使用するにあたって、そのサンプルで何が歌われているのか、元ネタは何なのかが結構大事だったりします。
古くは特定の宗教の大事な一節であったり、良からぬことをラップで宣っていたりして、流通上問題が発生したりなどありました。
昨今はSNSの影響もあって、良くも悪くもいったん話題になると広まりやすいわけで、外国語のボーカルサンプルを使うのには多少躊躇があります。
が、本製品においては下のスクショの通り、各サンプルの再生時にウクライナ語と英語とで内容が示されるようになっており(理想としては同梱のマニュアル内に記してほしいが、今どきはスクショを撮ればPC内のOCRで翻訳できたりする)、充分吟味した上で使用できるようになっています。安心設計。

何が歌われているか、わかる場合もあればわからない場合もあります。
以前、伴奏をつけたもの(素のままだと二次配布と解釈できる可能性がある)をSunoにアップロードしてカバーさせたら、歌詞が自動的に書き起こされたことがあったのですが、ここには正しく書き起こされた箇所もあれば見当違いな箇所もあって、実用性には疑問符がつきました(日本語で試してもやはり「ん?」ってのがある)。
日本人でも聞き取りづらい日本語の歌もあれば、米英国人でも聞き取りづらい英語の歌もある、と人間にすら聞き取りの難しい歌は多々あるでしょう。
おまけに歌唱には歌唱者の個性が反映されてナンボってとこがあるので、「書き起こしにAIなどが活用されるといいのでは…?」と一瞬思ってみたものの、共通性をもとに判断しがちなAIでもって書き起こしに期待するは、ちょっと厳しそうですね。
ボーカルサンプルのほうに歌詞内容が資料として添付されているのがやはり理想です。


そこそこ長めのボーカルが多数読み込まれるインストゥルメントなので、環境によってはしんどいかもしれませんが、別途スタンドアロンのKontaktにインストゥルメントを起動して、よさげなボーカルサンプルを見つけたらそれと同一のWAVファイルをDAWに貼り付ける…みたいな、やりようはいくらでもあると思うので、活用していくとよいかと思いますね。

さて、この先もこのシリーズが続くのかはわかりませんが、ある程度仕様が固まっているようにも思えるので、珍しいボーカルサンプルのライブラリーが続いてくれたなら面白そうです。