Soundiron “Noah Bells”, “Oops All Cowbell”, “Hopkin Instrumentarium : Chordophones”
久しぶりになるかと思いますが、今回もNFRをいただけたので、Soundironの3製品、”Noah Bells”, “Oops! All Cowbell”, “Hopkin Instrumentarium : Chordophones”のレビューをば。
いわゆるDIY楽器のくくりに入るHopkin Kinstrumentariumですが、ゆうに10作目を超えていたらしく。
今回NFRをいただいた製品の中ではHopkin Instrumentarium : ChordophonesのみがKontakt Player対応、NKS互換で、軽量そうなNoah Bells, Oops! All Cowbellの2つが意外にもKontakt Player非対応、その代わりDecent Sampler対応、そして無圧縮WAVでの収録と、Soundiron製品の製品ラインが少し見えてきた感じがしますね。
ただ、インターフェースはいつものフォーマットで、4レイヤー分を鳴らせて、アルペジエイターやフィルター、エフェクト等をKontaktのキャパの範囲で使えるようになっています。
サウンドに関しては動画を見ていただくのが手っ取り早そうですが。
Noah Bellsはインドの装飾用またはスピリチュアル用途のものらしいのですが、澄んだサウンドを想定していると肩透かしを食らうかも。恒例のAmbienceデータはずいぶん豊富に取り揃えられており、これまでの他製品の穏やかだったり逆に不穏だったりするAmbienceサウンドとは少し違って、濁った感じを活かしてる印象。
Oops! All Cowbellは、全カウベルと銘打っているものの、4種類のカウベルとフレクサトーン等のカナモノを収録。どちらかというと、コミカルなSFX用途のもので、演奏打楽器のさまざまな奏法が手に入るとは思わないほうがいいです。Noah Bellsもそうですが、WAVデータは無圧縮のまま収録されているので、むしろサンプラーにつっこんだり、あるいは波形編集ソフト等で激しくエディットする目的としたほうがよいかと思います。
Instrumentarium: Chordophonesも少々判断に迷うところ。もちろんこういうサウンドを待っていたって方もおられると思うのですが、少なくとも僕の作風もしくは仕事の守備範囲には入ってこない。とはいっても、製品ページに張られたSoundCloudのデモ音源ではイイ音してるんですよね。単純に僕自身の想像力やモチベーションが低いだけなんでしょうけども。でも、土俗的な音楽、エスニックやワールド、少しプリミティブな音楽を奏でるにいはいいのかもしれません。