Soundiron “Ethnic Strings Bundle”

Soundironの Ethnic Strings Bundle 、ご提供いただきました。
内容としては、Bizarre Sitar, Zitherette, Twine Bass, Street Erhu, Electric Saz, Acoustic Saz, Harp Guitar, Frendo, Bowed Bucketといった9つのパッケージのバンドルですね。
String Bundleと構成が似てますが、String BundleにはあるStruck Grand Pianoが入っていず、代わりにSaz2種とHarp Guitarが加わっています。

Bundles – Soundiron(ここには見当たらないバンドル)
Bundles – Soundiron(ここには見当たらないバンドル)

メーカーページにこのバンドルは無く、Audio Plugin Deals用のセットらしい。

定価 $521(現在 55,732円)
セール価格 $99(現在 10,590円)のセール。
※Audio Plugin Dealsでのセールは終了しました。

判断の目安として各製品のデータサイズを列挙するとこんな感じ。

都合44GBで、平均5GB弱。イイのもあれば、オモチャみたいなのもあるんだろうな、と判断できます。
サウンドデモは各商品ページに膨大にあって、ここに転載すると大変なことになりそうなので割愛。

順に寸評。
Bizarre Sitarには数種のプリセットがありますが、元が一種のおもちゃシタールっぽく、いわゆるシタールの音を期待すると挫かれます。
Zitheretteもおもちゃツィターをサンプリングしたものと思われ、奏法としてのバリエーションも少ない。しかし音の具合はなかなかよく、持ってたら使ってみたくなる部類に入りますね。
Twine BassはDIY楽器的なものでサウンドとして面白く、使いたくなる場面もあるんですが、プリセットの半数ほどは使いどころに困る部類のもの。
Street Erhuはこの中じゃ唯一のフレーズサンプリング。音源との距離が近く、生々しくもありますが少しノイズが気になる面もあり。
Electric SazとAcoustic Sazは丁寧にサンプリングされていて好印象。良質。中近東の独特の音階が鳴らしやすいともっと良かった。あとは、音楽やってる人でも果たしてどのくらいの人がサズを知っているのか…。
Harp Guitarはこの中でいちばんファイルサイズがでかくて、さわり(シタールのようなビリビリした効果)の利いた音が印象的。構造が少々煩雑かも。
Frendoはgrindを意味する言葉と思われ、擦れる音のライブラリーで、何がどうエスニック・ストリングスなのかはよくわかりませんが、中ではいちばん面白いかもしれません。SEとしても使えます。
Bowed Bucketは一部の界隈で人気のDIY楽器的なもの。擦弦でのサンプルとあちこちぶっ叩いたパーカッションサウンドで混成。

おおむねストレートなエスニック弦楽器は良質で、変化球の楽器は変化球な内容。その意味で、非っ常に実直な内容のバンドルセットといえそうです。
これらのライブラリーを使った曲における意外性は、使い手のセンス次第ってことです。

Soundiron製品は、以前Olympus Symphonic Choirを導入して、Eastwest Quantum Leap Symphonic Choirと比べると可能な発音(Phonetic)が極端に少なかったため、ネタとしても使うことがなくなりました。

少々クセのある制御方法も慣れればどうってことないと心の中で復唱したけれど、残念ながら慣れませんでした。
そのせいかな。上出来に組み立てられた他社のKontakt音源に比べると、今回のチェック時にも「なんでこんな設計にしたんや…」と思わされるとこが多いですね。それぞれの開発時期が違うためか、仕様がバラバラです。
全般に言えるのは、定位というかステレオでの位相状態がちょっと厄介です。

手持ちの音源で代用の利く音かというと、これは確実に、利かない。
独特な音色である分をどのように捉え、使うか。試される製品かもしれません。