Soundiron “Concert Vibraphone”

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Soundiron “Concert Vibraphone”

Soundiron Concert Vibraphone
Soundiron Concert Vibraphone

SoundironからConcert Vibraphoneを含めて3つNFR(ほかはHyperion Strings Solo CelloとCandy Slide Whistle Pop)をいただきましたんで、レビューがてら取り上げます。

製品は少し前にリリースされていたのかな。相変わらずこの手の製品はリリース日を製品ページに記さないのですが、PDFマニュアルの日付が2月、動画が1か月前と記されているので、そこまで古くもないのかもしれません。

で、同社では3個目のビブラフォン音源に当たります。何かマイブーム的なものでしょうか。以下、字面だけだとわかりにくくなりそうなのでテキストに色を付けます。
以前取り上げたJazz Vibraphone以外にVibraphone Effectsがあり、率直に言ってサウンド的に大きく変わるものでもなく、デフォルトのマレット設定ではVibraphone EffectsJazz VibraphoneConcert Vibraphoneの順に軽いサウンドになっていく感じ。

Vibraphone Effectsは変則的な奏法をカバーしているので特化型と考えるとして、Jazz VibraphoneConcert Vibraphoneで比べます。
Jazz Vibraphoneはまずほか2製品に比べるとオクターブ高い。マレットはソフトとハードの2種類で、それぞれにオープンとダンプの2種類の奏法があり、またそれぞれに近距離マイクとリボンマイクの2種類、したがって基本8種類のサウンドからチョイスします(サウンドデザイン音色と信号音を除く)。
Concert Vibraphoneは、マレット5種類のみ。
インターフェース部分は一緒です。
サウンドの好みやサウンドの振り幅ってことでいうと、Concert Vibraphoneのほうが比較的ヌケもいいし場面に応じて使い分けがしやすい気はしますね。Jazz Vibraphoneは逆に狭く深くなので、ジャズやラテン方面に特化するのであればこれで充分だと思います。

Ambience音色に関してですが、Concert Vibraphoneは、シンセを被せるなど若干攻めた音色が多く、ベル音色代わりやパッド音色として使うには難があります。一方でJazz Vibraphoneは攻めた音色もありますが従来通りエアリーな方面の音色が多少多い。そこまで大きな差はありませんが、作る音楽の方向性を考慮してチョイスする必要はあると思います。自分なら、ジャズビブラフォンをそこまで必要とする場面がないので、この二択ならConcert Vibraphoneを選ぶかなと。
ちなみにVibraphone Effectsは立ち上がりの遅い音が多く、ちょっとリミナル感(寂寥感)やイーリー感(不気味)の漂うエフェクティブな音色が多い。バリエーションはいちばん多い。

LFO(ローター)についてはたぶん以前の記事で触れたと思うのですが、後付つまりKontakt内で形成されているため、鍵盤をバラバラに鳴らしても揺れは統合されます。揺れ具合もちょうどいいし、速さを変えたりもできます。

導入を検討中の方は参考にしていただければと思います。

ほかのHyperion Strings Solo Celloについてはお求めがあれば急いでレビューして記事にしますが、たぶんないと思うので、いずれ気が向いたときに取り上げます。