【小ネタ】Sounddogs

Sounddogsというのは、老舗の効果音サイト。

Sound Effects Downloads | Sounddogs.com
Sound Effects Downloads | Sounddogs.com

サイトデザインが古めなので素材の転売サイトか?と一時敬遠していたのだけど、改めて調べたら大手Hollywood Edgeのライブラリーを保有していたこともある、由緒正しき会社でした(wikipedia(e))。

効果音の業者というといま挙げたHollywood EdgeSound Ideasが昔から有名ですが、歴史があり過ぎて素材が古過ぎたりバタ臭かったりで、国内向けの仕事にはイマイチ使いにくい。
「こりゃ使えん」という幾つか例を挙げると、刀剣の音は武器の仕組みが違うので使えない。雑踏は外国語の喋りが聞き取れるので使えない。自然の環境音は侘び寂びなく大味なものが多い。緊急車両の音はフレーズが違うので使えない、と。

【参考】

近年はネットを通じたバラ売りを行なっているので(割高にはなるが)必要なものだけ購入ってことができるのだけど、以前はいま挙げたような使えないものも含めた(僕らにしてみりゃ)抱き合わせで購入する必要があり苦々しかった。
Audiostockのように国内クリエイターから素材を募って販売する業者もありますね。
洋物効果音ライブラリーでは入手できない日本らしい環境音がもっと充実してくれると有り難みは増しそう。

Sounddogsのよろず屋っぷり

さてSounddogsは、先に記したようにバタ臭さは否めないけど、膨大な量のライブラリーを最高96kHzというフォーマットで販売していて、これからの時代の制作には有益と考える。
問題があるとすれば、僕はある程度慣れちゃったので大丈夫だけど、英語の語彙で検索しないといけないところ。
で、やっと今日の本題だけど、こうした音の性格を示す語彙を幾つか紹介しておこうと。
以下、思いつくままリストアップしておく。

よく使われる語彙

clickプチッからポキッまで極めて短いはじける音
crack引き裂いたり破る音
crackle薄っぺらなものがカサカサいう音。レコードのノイズもcrackleという
creak, squeal, squeak軋む音。sq-はキーキーいう感じでcr-はギシギシいう感じ
creekcreakと紛らわしいが小川や入江
brook小川。creekより小規模な傾向。日本だとサラサラ穏やかな音を想像するが、洋物素材は小川でも水量多めのものが多い
flyby, by勢いよく通り過ぎていく音。動物や乗り物についていうことが多い
groanうめき声
snarl警戒してうなる
growl威嚇気味に吠える
roar大きめの動物の、周囲に轟く吠え声、咆哮
howl遠吠え
purr猫がゴロゴロいう
gurgle水っぽいゴロゴロいう音
gloppyねばついた泡のはじける汚い音。ズボボボッ
slosh泥水が撥ねる音
stirかき混ぜる。日本でいうステア
whistle心細い鳴き声や、呼ぶ笛、鳥の高く長めの鳴き声
whinny馬のいななき
grunt豚の鳴き声、低いうめき声
moan悲しそうなうめき声、喘ぎ声
hollowうつろに響く音
smack舌鼓、舌打ち、勢いよく吸うキス(唇が離れるときのブチュッて音)
revエンジンを吹かす音
stingerガツーンという大きな衝撃音やジングル
slap平たいものを叩きつけるバチッて音。平手打ち、ビンタ
splat液体が地面に勢いよく飛んで弾ける音
squish液体がはねてビチャッという音
squirt液体が吹き出す、吹き付けるブシュッという音
plopやわらかいものに液体が落ちる、または液体にやわらかいものが落ちるボトンという音
scrap金属など押しつぶしたり、ぶつかったりするグシャッという音
scrape金属などこする音
whine細く、高めのキューンという機械音
whir風を切りながらブン回す音、送風音
whoosh, swish風を切るシュッという音
rip引っ剥がす。CD等のリッピングなどのリップにあたる
smash激しく叩く、叩きつける音
zap感電するようなバシッという音。アタック感はそこまで強くないので、ジャッとかギャッて感じか
stab串刺しや突き刺す、貫通させる行為
clatter揺れてカタカタいう音
rattle小中規模のカラカラいう音。ガラガラヘビのガラガラも
rumble一般には不快感を催すガタガタ/ドタバタいう音
scuffよろめいたり、足を引きずったりする歩行音
skid日本でいうタイヤのスリップ音
stallエンスト(たまにストがストップの略と思われてる方がいるので念のため)
wallaガヤ、喧騒
hi, lo高低だが、どっちかというと真っ先に思いつくイメージより少し高め、低め、というニュアンスが強いような気がする
CUクローズアップ(接近して収録したもの)
POVポイントオブビュー(収録地点)いわゆる主観ショット
steady安定した音、一定した音
atmo環境音、背景音、雰囲気

オノマトペの文字列パターンとしては基本的に母音は1回しか出てこない感じですね。

  • a(ア) : 強い音
  • a(エイ):少し長めで中位の高さの音
  • i (イ): 高く強い音
  • ee(イー):長めで高い音ないし中位の高さの音
  • i(アイ)、u(ユー)、e(エ):(ほぼ使わない)
  • ui (イ、ユーイ): 上昇調の高い音
  • o(オ) : 低めで水っぽい音
  • oo(ウー) : 低めで少し長めの音

母音の前も後も大体摩擦音か破裂音のいずれかで、扉が閉じたり物体同士がくっつく描写のときは破裂音の代わりに鼻音、そんで余韻がある音だと最後に-er、バタつきのある音だと-leがつく傾向がありそうです。
日本人にとってニワトリの鳴き声がクックドゥードゥルドゥーと聞こえないように、どう綴るかって想像に限界はありますが、綴られたものに関してはある程度パターンを把握しておけば音の想像ができそう。