Soundbox用のライブラリーのリリース続く

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Soundbox用のライブラリーのリリース続く

Audiomodernのサンプルプレイヤー向けに上記Sonora Cinematicのほか、Kompose Audio、Cinematic Alphaなどから結構頻繁にリリースされている様子が見られます。

ご存知の通り、サンプルプレイヤーはKontakt Playerを筆頭にSoundpaintやDecent Sampler, SINE, Halion Sonic SEなど多数あり、KvRを見る限り、Soundboxの評価は高いと言えません。
にもかかわらずSoundboxのフォーマットでリリースしようというのは、ひとえに、構築するのもパックするのも配布するのも簡単であること、ライセンス料やエンジン署名審査がなく参入しやすいことがデカいんでしょう。CPU負荷が低かったり、AU,VSTをカバーしてる影響ももちろんありそう。

実際、試しに組み立てみようとしたことがあって、しかし簡単ではあるけれど予想より作り込み自由度は低く、たとえばAlchemyのように一つの音色プログラム内でサウンドを大きく変貌させるような仕込みは非常に厳しい印象でした。
なので、そういったライブラリーを作成するというよりも、豊富なサンプルをすぐ鳴らせる形でユーザーに提供するといった趣のほうが圧倒的に強そうです。

個人的にはOutput ArcadeやExcite AudioのBloomシリーズのような、DAWとのテンポ同期を前提としたエディタが備わっていてもよさそうに思いますけどね。

参入障壁の低い(薄い?)サンプルプレイヤーはまだこの先いくつか登場するんじゃないかなと思います。いま書いたExcite Audioのほか、Yum Audio、Sampleson辺りが手を出してくれたら、少しほかのデベロッパーと違った目線のものを作ってくれるんではないかと思ったりも。
もちろんUVI FalconやMinimal Audio Currentなど、シンセを交えてサンプルを鳴らせるものもありはするのですが、機構が複雑だったり、出来ることのわりに重くなっちゃったりで、積極的にサンプラーとして使っていこうって気になかなかなりにくいとこありますね。