Slate Digital “FG-X 2”

Slate Digitalのマスタリングプロセッサー、FG-Xの次世代バージョン、FG-X 2が出ました。
比較用にFG-Xのページのスクショも貼っときます。
見た目的にも大きく違いますが、効果や設定値の可視化、LUFS メータリングなど、今のニーズに応え、操作感の向上が図られています。

早速試してみたところ、他のマスタリングプロセッサーとやはり同じく、ツーミックスの仕上がり次第というほかありません。ふだんツーミックスをかなり抑えめに作成してることもあってか、プリセットをそのまま使うスタイルでも、自分で調整した場合でも非常に正直にかかります。
一応ビギナーからプロまでとなっていますが、ちょっとビギナーさんには辛いんじゃないかなと思いました。

率直に言って、今どきふつうになってしまったインテリジェントなマスタリングスートを使っているなら、これは不要と感じます。
一方で、このプロセッサーできちんとしたマスターを出せないなら、インテリジェントなマスタリングスートのインテリジェントな部分に頼り過ぎともいえます。頼って何が悪いんじゃと言われりゃ一つも悪くないのですが。

今のところ、うちではThe God Particleを基本にしといて、力技が必要なときのみOzoneを使う手法で満足しています。調整可能性が両極端な2種類なので、差し替えるときは各トラックのバランスを大々的に調整し直さないといけませんが。

こちら、たぶんサブスクでのみ利用可能。