Speakerphone でマカフェリっぽい音を作る

Guitar Chord Chart – TrueFire

3年ほど前の傾城妓唄のリアレンジ時、そのギターで協力してもらった清水君とああだこうだと話をしていたのだけど、ジプシージャズのギターコードの抑え方は”素早く力強く”弾けるようにエコノミックであることが大事だねと。

たとえば、これを見てもわかる通り、

(わかっている方はわかっているだろうけど)1本の指で2つの弦を押さえる、わるいは親指で6弦を押さえるなんてのが日常レベル。
よく聞くコードとしては6,9、7(9)、m6、dimあるいは7(-9)。6,9と4th interval build、7(9)とハーフディミニッシュまたはm6、dimあるいは7(-9)とそのシンメトリカルなコードを代理和音としてちょくちょく取っ替える印象があります。

くだんの曲のときはそこまで考えてなくて、とりあえずリズムと楽器だけジプシージャズからお借りしたものだったんで、それはそれとしていったんは完成と考えているのだけれど、どうも自身でOK出せる理解レベルではないなとずっと気になっていて、別の企画であるBeatcraftにて、Trompe L’œilって曲の中で改めて試した(本当はその前に習作が1つあるけどワケあって白日には晒してない)、それが経過です。

少し話は変わって、あの乾いた感じのマカフェリ(Selmer Maccaferri)のギターの音はサンプリング素材としてもほとんど見たことがないし、知り合いに頼んでもけっこう負担をかけてしまいます。かといって生半可にやられても世の中にゴミを増やすだけなので、ならば力ずくでも自分で打ち込んだほうがまだずっとマシ、と実はこれが僕のふだんの思想だったりします。
で、試しにもう少し(ギターのサウンドの部分だけ)作りこんで見たものがこれ。例によって都合よく試聴用MP3だけアップロードできるところがないのでYouTubeで。

抑え方も構築し直そうと思ったのだけど流石に手許にギターがないと無理で、無念だけど途中で諦めました。今日は他の曲のミックス作業もあるんで…。

音源はRealGuitarのNylon Picked。いちばんネックに近い部分をピッキング。独特の共鳴を作るために使ったのは例によってSpeakerphone。

Maccaferriもどきの音にするためのSpeakerphone設定
 Maccaferriもどきの音にするためのSpeakerphone設定

金属的な響きを加えるためマイクをNeumann KM83に変え、CRUSHを少しだけ加えました。Suitcase Partly Openを薄めにかけて、ギターと同じくらいの筐体の響きを加えてます。あとEQで低域を殺して、生臭い辺りを上げ、高域をさらに上げ。このあとLogicのEQでもう少し補正を加えて、Enveloperでアタックをさらに強めて、Limiterでピークを抑えてます。
アコーディオン(ミュゼット)とバイオリンとまとめて短いプレートリバーブにほんのうっすらとセンドして水っぽさを加えたのが上の動画の音。

テンポは250まで落としてます。

追記:
その後DjangoなるKontakt音源が登場した。