Logic Pro : 拍子木っぽく Sculpture で作ってみる

Logicの Sculpture で久しぶりに何かの音をシミュレーションしてみようか…としばらく考えて、拍子木ならイケるか?ってことでチャレンジしてみます。うまくいかない気がする(悲観的)。
以前にSculptureでチャレンジしたのは胡弓ですね。

二年前のだいたいこの時期のようで。春になるとやる気が出るタイプの人なんでしょうか。

木を叩いたような響きって出来そうで出来ない。なのでわざとクリップさせて、残響でカバーしましょうか。じゃあ、Sculpture自体の音はそれとなく音程が残る程度のインパルス気味の音でいいですね。

(1) Sculpture設定
(1) Sculpture設定
(2)Clip Distortion設定
(2)Clip Distortion設定
(3)1個目のChromaVerb設定
(3)1個目のChromaVerb設定
(4)Space Designer設定
(4)Space Designer設定
(5)2個目のChromaVerb設定
(5)2個目のChromaVerb設定
  1. MaterialをWood寄りに配置し、ImpulseではなくStrikeで発振後、Disturbを追加(拍子木本体の鳴りより半音で3つほど高い残響が鳴るイメージだったけど、それは設計的に難しそうなのでDisturbでピッチをずらした)、ADSRは早い減衰に設定。
    Ukulele 1の高域感がよかったので、それに合わせてMaterialとBODY EQのパラメーターを微調整。金属っぽさがごまかせるように…。
    打撃音がフル帯域で鳴る一方で拍子木の鳴りは高音域、ってイメージでいると、基音が強めに出るSculptureの仕組みだとNotchフィルターで基音辺りをカットするのがよさそう。ピックアップ位置でも微調整。
  2. なるべくサードパーティのプラグインを使いたくなかったので、Clip Distortionで音の明るさを作りつつ歪ませる。
  3. 初期反射で距離感を調整するためのChromaVerb。
  4. 初期反射とは別に、遠くに散っていく感じの残響をSpaceDesignerで付加。Densityを微調整しつつ、Predelayは若干大きめ。
  5. 少し物足りない感があったので、拍子木を持っている手の平側でいちど反射したような少しこもった響きをさらにChromaVerbで追加。

格別良くもないけど、案外悪くもないな…。でもSculptureを使わなくても作れそう。

2点ほど補足すべきこととして、1つは、一個の音程が鳴ってるように聞こえて実はDisturbの効果で二個の音程が鳴ってるような感じ。経験則的な話に過ぎませんが、打楽器っぽい音程にするには初めから二個くらい音程を用意しといたほうがわりとダマせる印象です。むかしコンガやボンゴ、タブラの音を作ってみたときもやっぱ二個の音程を鳴らすようにしてました。ループ素材作ってる最近も、売り物の音を使ってさらに売り物を作るわけにいかないのでVitalでパーカッションループ作ったりしてます。とはいえ手軽にPCM音色が手に入る今だとこんなふうに自分で作らなきゃいけない局面はほぼありませんね。
もう1つは、Sculpture以外にChromaphoneもおそらくそうだと思うのですが、筐体固有の周波数分布(たぶん用語があると思う)の影響を大きく受けるので、高い音程になるほど鍵盤(MIDI note)ごとに響きが極端に変わる可能性ありますね。たまたまD#の音程に合わせて調整しましたが半音違う鍵盤だと早速こもった音になってしまったので、いったん納得したら自由度を上げるにはPCM化するしかなさそう。不便ってんじゃなく、フィジカル・モデリングってそういうもの。