【土曜雑記】180203

俺SUGEE、TSUEEアピール

「お前くらいの作品、俺だって時間なくて描かないだけでホントは簡単に描けるんだぞ」 - Togetter

「お前くらいの作品、俺だって時間なくて描かないだけでホントは簡単に描けるんだぞ」 – Togetter

畑違いですけど、僕が仮にこういうことを言われたとして「アナタと競っているつもりはないんですが…」の一言に尽きます。
言われたことはないし、多くの人と(たぶん)同じように仮にそう思っても口にはしない。
口にする前に「ホントにそうかな?」って省みるでしょ。

成功したアーティストに対してそのように思う時期が自分に無かったわけじゃないけど、目が覚めるのはわりと早かった。自分がショボさに気づくのが早くて良かった。
俺SUGEEのつもりで叩きのめされるタイミングは早いほうがいい。そうしたら挽回の時間がたっぷり取れるから。遅いと取り返しつかないもんね。
かといって俺SUGEEのつもりで向き合わないと、とんでもなく高いハードルとか、病を患っているとしたらそれを乗り越えるときにも挑み切れないこともあります。だから他人に対して「ホントはSUGEE」と言うのか、自分に対して言うのかが境界なんでしょう。

図々しくも自分語りをさせてもらうと、他人との比較で得るものはもちろんあるけども、それを後回しにしてでも自力で何ができるのか追求したい思いのほうがずっと強い。目が覚めて以降ずっと。
そうすると他人と比較すること自体無意味に思えてくる――ある種の諦観だろうと思います。
創作(≠制作)とは何かって考えは人それぞれだろうけど、僕個人は自分の中にある漠然とした対象をひっ捕まえて可能な限り如実に具体化することと考えてるので、そこに他者の入り込む余地はそうそうない。ヒントやトリガーにすることはあるとしても。
だからなおさらそこで「俺だってできる」と他人に比較を持ち出されても、「はあ、そうですか。」としか言えないんですよね。

理論が必要かって話

理論がどうとかって話。
理論がわかってると幾つもの技術の目的がわかってコンパクトに脳内に収容できるんで、ただ字面だけ覚えるのでなく、理解が伴われてないと使えない。
数学の公式を覚えてなくても解き方がわかってる人は公式に相当するものを導出して解けるってなもんで、導出できることがセンスだと思ってます。
トライトーンがよくないって理論と、全音3つ離れた音を同時に鳴らした響きが嫌いってセンスはニアリーイコールで、そこでまたトライトーンを使わないっていうガチガチなのと、「トライトーンも活用の場があるのでは」って考える知恵とがまた分岐してくると考えてます。
むろん理論のメリットはそればかりじゃない。少なくともエバるためのものではないので、エバりたくないから理論は勉強しないってのは現実的でない。

プロの言う『僕は理論を勉強していない』で安心する危うさを図にした物に様々な反応「頼むー理論をおろそかにしないでくれーーー」 - Togetter

プロの言う『僕は理論を勉強していない』で安心する危うさを図にした物に様々な反応「頼むー理論をおろそかにしないでくれーーー」 – Togetter

以前書いたけど公開しなかった記事

特にオチもなかったので公開しなかった「あの頃やっておけばよかったと思うこと」を移植しときますね。

幼少期にやっておけばよかった

  • 楽器:ピアノ習っていたらもう少し弾けただろうになあ
  • 譜面:初見が苦手

10代前半の間にやっておけばよかった

  • 音楽系部活:知識の交換場所は必要だと思った。今はネットがあるけど
  • 音楽理論の勉強:身についたかどうかは知らないけど、手を付けるのが早いに越したことはない

10代後半の間にやっておけばよかった

  • 歌もの:バンド始めるのが遅かったこともあり、超うまい人と接点がなかった
  • レコーディング:絶対に失敗できないという緊張感は早めに体験しておきたい
  • セッション:独り善がりで怒られるのは早いほうがいい
  • 大失敗:恥ずかしい失敗は10代の間にしといたほうがリカバリーがラク

20代の間にやっておけばよかった

  • クラブ(DJとかのクラブね):知らない世界を知っておきたい
  • 海外案件:10代の間だと失敗の責任を転嫁しがちなので、社会人になってからのほうがシビアに接せそう

Togetterの元記事にもあったけど、理論のゴールに辿り着いた実感がない以上、僕も「理論は勉強してない」と言わざるを得ません。
知識経験に我流の占める率も高いので、きちっとした世界を汚染しないためにも我流の知識は人に授けないほうがいいって気持ちもあります。ゆえに希望する人にしか伝えないという原則を自分に課しています。

僕のモチベの根幹は音楽を習うことが許されなかったコンプレックスや知らないものをもっと知りたいって渇きだと思ってて、同様の人がいるならそうしたモチベは最も大事だと伝えたい。
お金に困らなくなって機材が整ったらモチベが落ちたって話もよく聞きますんでね。

理論というか知識量の多い人って、知識の圧縮の仕方を知ってるんだと思います。
がむしゃらに覚える人もいるとは思いますが、たとえばがむしゃらに前置詞inとatの使い分けの用例を覚えるのと、双方の概念の違いを覚えるのとでは情報の容量がおそらく違います。
そうして抽象化することで容量のいい人は世の中の多くを知っていくんだろうなあと(年食って概念が記憶からすっ飛ぶとinもatも両方わからなくなるとか、抽象化時に例外を省いて圧縮したことで潰しが利かなくなるとかいうリスクもありそう)。

Connect with!