案の定、Roland CloudにSRX WORLDが追加になりました。
そしてもう1つ、Drum Studio – Acoustic Oneも追加。
現在、若干サーバが重いようです。
ダウンロードが100%のまま反応しないなど、アップデートに失敗する方はRoland Cloud Managerをいったんアンインストール後に再インストールしましょう。
うちはHigh Sierraへのアップデート以降、Audio Unitsの読み込みに失敗する頻度がやたら高まってしまい、最近は何かインストールするたびにCache捨ててOSごと再起動して、って調子です。けっこうウンザリ。
Drum Studio – Acoustic One
Web上およびRoland Cloud Manager上での情報ではわかりにくいのですが、Concertoの中で使用します。
データのインストール先は下記の場所(Mac)。
/Library/Application Support/Roland Cloud/Concerto/Instruments/DrumStudio.rvr
ふつうです。
GMマップだと定番のスプラッシュ、ハンドクラップ、ライドのベル(カップ)は収録されてないっぽく、チャイナはD#0〜F0(YAMAHA基準)ら辺にマッピングされています。
全体にドライでハッキリしたサウンド、比較的ローピッチ、そして程よいステレオ感です。
いい意味でサウンドメイキングしがいがありますが、はて、マルチアウトプットはどうするのか?
実はLogicでConcertoのマルチアウトプットを有効にするには次の手順を踏まねばなりません。
- Concerto画面の左下のほうにあるオプションを開き、詳細設定でChannel Output Pairsを増やす。
- LogicのチャンネルストリップからいったんConcertoプラグインを抜く。
- Logicのプラグインマネージャーを開き、Concertoを「再スキャン」する。
- Concerto(マルチ出力)が選択可能になる。
他ではあまりないルーテ(竹ひご)スティックのサウンドが複数収録されていて、カントリーやブルース調のアレンジにするときにはいい武器になりそう。
SRX-WORLD
SRX-WORLDとSRX WORLDの表記に割れていて、正しい商標がどちらかわかりません。
SRX WORLDは、今回もきっちり実機をしっかり再現してますね。
Roland Cloudに新しく加わって点において特筆すべきことはないのですが、そもそもこれでしか見かけない琵琶や笙、篳篥の音がやっと手に入りましたよ(こんな音だったかな?ってのはあるけど)。
ループも実機そのままに、賛否両論ありそうだけどテンポ同期なく律儀に収録されています。
楽器名も比較的忠実でよいです。
元になった音源が発売されて以降に流行った民族楽器もあったりするわけで、ほしい音色がここにすべて入っているとは思わないほうがいいとは思います。
が、必ずしも民族音楽調アレンジの楽曲を正しい楽器セクション、正しい奏法で構築しなくてもいい風潮なので、さほど気にする必要もないかもしれません。
次はSFXのシリーズですかねえ。Spectrasonicsの音源と内容がカブったりしてるけど大丈夫かな。