Rigid Audio復活

昨年末に閉鎖を宣言していたRigid Audioですが、どうやら買収を受けて復活することになったらしい。メール購読していなかったのだけど(解除したのかも)、そういうメールがユーザーに届いてるのかな…?
VSTBuzzも同じように、閉鎖するつもりだったのに母体が変わって継続していましたよね。
Rigid Audio 閉鎖予定
記念?して、Cinematic Soundscapes、Wavetable Wonders、Essential Bundles、Individual Instrumentsがセールとなっているもよう。
「RELAUNCH50」のディスカウントコードが必要になるとのこと。
…本当か…?
FacebookやYouTubeアカウントの情報(2018年が直近の情報?)によるとドイツに拠点を置くデベロッパーだったようですが、一般に拠点所在地や法域に関する話題の記されるTerms & conditionsやPrivacy Policyに「Germany」の文字は見当たりません。
表記が散らかっているため文章整形中の可能性はあるものの、個人的には、現段階でおいそれと製品に手を伸ばさないほうがいいんじゃないかと思いました(結論は本記事末尾)。
K-v-RのForumでも概ねそのような姿勢のようです。とはいえ、K-v-Rのユーザーもある程度バイアスがかかっているので、これもこれで参考程度とみなしたほうがいい。
あとで書き換わるかもしれないので、YouTubeアカウントに記されたProfileを転載しておきます。
Imprint (Impressum)
Rigid Audio
Dennis Lenz
Neumarkplan 5cD-12349 Berlin
GERMANYPhone/FAX: +493063911763
(No Support Hotline. Business inquiries only.)VAT ID: DE282854906
http://www.rigid-audio.com
Rigid Audio – YouTube
questions@rigid-audio.com
お、なるほどImprintを確認する手もありましたね。

Wayback Machineで2024年4月ごろのデベロッパーサイト(右図)を見ると、ご覧いただけるようにRigid Audio “Berlin”と記されていました。また掲載されているImprint(いわゆる「会社概要」にあたるもので本来EU圏では掲載義務がある)、これがなくなっていることからEU圏内で買収されたのではないんじゃないかって気がしますね。もちろん、”まだ”掲載されていないってだけかもしれません。
Pulseからの買収を受けた可能性あり
と、Opt-out Preferencesのページの最後のほうにContact detailsとしてUnited Statesの記述がありました(そんなページに載せるなよ…)。米国ならImprint書かないかもしれない。その上部にPulseとの記載あり。そう思って見てみるとRigid Audioの製品ページの表示ギミックがPulseと同様ですね。
おそらくPulse Downloaderの会社だと思いますが、Privacy Policy of Pulse DownloaderにはUSAと記されていましたので、これでほぼ確定でしょう。
Contact information
Owner and Data Controller
Frontend Media Group
106 Red Cedar Ln, Asheville,
NC 28803, USAOwner contact email: hello@pulsedownloader.com
Privacy Policy of Pulse Downloader
なのでPulse、いやその母体と見られるFrontend Media Group(LLC?)による買収の可能性が高いのではないかと。Frontend Media Groupといえば、Audio Plugin Dealsも確かそう。
と、調べていたら、2024年11月にVSTBuzzやSample LogicとともにPulseもFrontend Meida Groupの一員になっていたようで。知らんかった。
Frontend Media Groupの詳細はまったくわかりませんが、少なくともアフィリエイトの支払いは悪くないので、まったく無警戒にならずともある程度警戒は解いてよさそうです。