著作権者への支払いを行う(予定の)音楽生成AI

Musical AI + Beatoven.ai

表題に示したような提携が行われ、2025年後半を目処に登場するようです。
悪貨に対抗する良貨となり得るのかというところ。

素人感覚ですが、一般に、音楽を学習させるのってパラメータ設定が難しそうで(といっても、どんどん新しい手法、技術が試されていますが)、「誰々のような楽曲を生成させる」ってとこに辿り着くにはなかなか骨が折れるように思えます。
結果として誰々っぽい曲が仕上がっても、実際に学習材料として一切使用していない可能性も十分考えられ、訴訟を起こすにしても…ってとこありますね。

学習材料として明確に誰々による作という情報のついたものを用意し、学習させた結果の産物がどうなって、どういう良からぬケースが発生しうるのかってのも、正直想像しきれない。
どのタイミングで料金が発生するのかなってのも考えたのだけど、学習材料がすべて権利楽曲であれば扱いやすそう。そうしないと生成時にAIが何を参照したか、あるいはしてないかを分離できない気がします(AIが参照したか否かを正しく報告してくれたならいいが、一筋縄にはいかなそう)。

より精度が高く、より特徴的(あるいは無難)、より腕利き(あるいは著名人)っぽい楽曲が生成されるのであれば、そこは確かにニーズだとも思うんですけど、巷ではどうなんでしょうかね…。