Rhodes “Rhodes Anthology”
てっきりV8のプラグインを扱うだけのブランドだと思ってましたが、Rhodesから旧製品の再現プラグインRhodes Anthologyがリリースされるみたい。まさしく、「まさか」と思っていたことが。
機能、操作性
もちろん、こだわりの強い人にとって実機にまさるものはないでしょう。独特のタッチとレスポンス、いい具合の汚れや劣化、乱れ、空気感は本家による製品といえど再現しきれるものでもありません。が、お墨付きの意味合いは非常に大きい(上っ面だけでなく、ね)。
収録されるモデルは下記のとおり。
- Rhodes MK1 Stage 73 (1976)
- Sparkletop 73 (1965)
- Rhodes MKV 73 (1984)
- Rhodes MK7 73 (2010)
定かでない部分が見られたのでデモ版を落としてチェック(ブラウザではセキュリティ的にブロックされる可能性があるため注意)してみたところ、インターフェースは共通で、1979 Rhodes Suitcase CabinetとDuo真空管の2種類のアンプ、CardioidとDynamic(いずれも具体名は伏せられている)の2種類のマイク、Preampと3バンドEQ、Pan、Velocity Sensitivity、Chorus, Phaser, Delay(D/Wバランス付き), Reverb(D/Wバランス付き)といった装備内容となっています。
なのでV8のように鍵盤1つ単位の調整機能はなく、MIDIキー等で演奏した際の心地よさこそ損なわれていないものの、少し傷んだ感じみたいな、”より”リアリティを追求するような使用においては限界があるかな、って気はします。早い話、メインを張るような用途よりも、バックの一部として用い、なおかつMIDIキーでリアルタイムレコーディングするスタイルが、ベストパフォーマンスを発揮するという印象です。
あと、そろそろスタンドアローンに対応したほうがいいんじゃないのかな、って気もしますね。