reFX “Nexus 5” ディープエディット可能に?
Synthanatomy誌によれば、reFXのニュースレターでそのロンプラーとしての歴史を終え、エディタ込みの仕組みに舵を切ると伝えられているのこと。
収録されているサウンドのクオリティは随一で、求めるサウンドを探しやすい仕組みなどを取り入れてきましたが、トップクリエイターやそれを目指す人にとっては最強兵器でありつつも、記事に記されているようにいかんせん価格が高く、導入、拡張にあたってギャンブル的要素が強かった点は否めません。
This huge step forward will also please third-party sound designers and will open the third-party expansion market.
reFX Nexus 5, the synth rompler days will end on Black Friday – SYNTH ANATOMY
元記事に、エディタと見られる画像もあり。
これまでも、reFXがお墨付きを与えた(または内製の)高品質なエクスパンションパックが大量にリリースされてきてはいます。
サードパーティが加わることで、品質が下がる可能性も皆無ではありませんが、それ以上にユーザーの目に触れやすくなるならばという目論見でしょう。
ただ、先日とある打ち合わせでも話した通り、いっとき隆盛を見せたプリセットデザイナー(ボランティアもしくは承認欲求の一環として携わる人もそれなりにいるっぽい)文化もこの1年でずいぶん失速してきた気配であり、Nexus 5が門戸を開いたからといってすぐにはリアクションがないのではないかと思います。
サードパーティによる継続的なエクスパンションのリリースを期待するならば、エディタの機能の奥行きや堅牢性、ギャラ配分のようなものが影響するでしょう。むろん先ほど書いたようにボランティアであっても途轍もないものを作る方がおられますんで、相場の制御、コミュニティ管理の能力がゆくゆくはreFXに問われていくことにもなるかなと。