Reason 11

ReWireをReason Rack Pluginという形に置き換え、さらにメーカー名をReason Studiosと変更して最初のリリースとなった Reason 11。
Audio Unitsに遂に対応し、Logic Pro Xでも軽快に動作するご様子。

新規購入およびアップグレードはReason Studiosのサイトで可能。

Reasonが初めてって方は念のため一度Free Trialを試して、自身の制作環境で問題なく動くかを確認してからのほうがいいと思います。
各パッケージの機能比較は上のスクショのページをご確認ください。

Reason Rack Pluginの動作確認

正直なところ、ReWireあれこれしなくて済むようになったのはとても有り難いのですが、安定動作とはまだ言い難いですね。
他のプラグイン等とかち合う/かち合わない抜きにして、わりとすぐ落ちます。特にPCキーボード操作時。
ReWire対応の前バージョンをアンインストールするのはまだもう少し先かもしれません。

Dr. Octo Rex ループプレーヤーにおける「ループをトラックにコピー」やRedrum ドラムマシンやMatrix パターンシーケンサーにおける「パターンをトラックにコピー」、RPG-8 モノフォニックアルペジエイターにおける「アルペジオをトラックにコピー」などは現バージョンのReason Rack Pluginで使用不可となっているので、これまでこの機能に頼っていた方にとっては不満だと思います。
しかし他社製品で同等の機能はとっくに実現されているので、そう遠くない将来に可能になるはず。

ReWireおさらい

DAW ReWire Host ReWire Synths
(Slave)
ReWire MIDI
(Slave)
Propellerhead Reason
(Reason Studio Reason 11でReWire廃止)
Apple Logic Pro × ×
Apple GarageBand × ×
Steinberg Cubase × ×
Ableton Live
Presonus Studio One × ×
Presonus Notion ×
AVID Pro Tools × ×
Cockos REAPER ?

Reason 11.1およびReason Rack PluginはmacOS Catalinaに対応済み。
Reasonで読み込めるVSTは現状VST2.4まで(VST3への対応予定は不明)
なのにReason Rack PluginはVST3で動作。今なお不安定らしい
Reason Rack PluginはうちのAudio Units環境下だと、DAW側のウィンドウがアクティブになっていない状態で再生すると確実にクラッシュする。