R.I.P. Mic Gillette

去る1月17日に心臓発作により64歳で亡くなられたとのこと。

Gillette played a bevy of brass instruments alongside trumpet throughout his tenure in Tower of Power, including trombone, flugelhorn and tuba. A California native and the son of Ray Gillette — a trombonist for big band leaders like Harry James and Tommy Dorsey — Gillette first picked up a trumpet at age four and by 15 was playing in the Gotham City Crime Fighters with fellow future Tower of Power members Emilio Castillo, Francis Rocco Prestia and David Garibaldi.

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訳:GilletteはTower of Powerにいる間トランペットをはじめとしてトロンボーン、フリューゲルホルン、チューバといった金管楽器全般をプレイした。Harry JamesやTommy Dorseyのようにトロンボニストとしてビッグバンドを率いたRay Gilletteの息子であり、カリフォルニア生まれのGilletteは4歳でトランペットを始め、15歳までGotham City Crime Fightersでプレイしていた。そこでは後にTower of Powerの仲間となるEmilio CastilloやFrancis Rocco Prestia、David Garibaldiと一緒だった。

ファーストアルバムである「East Bay Grease」(1970)から、はたとリリースが途絶える「Back on the Streets」(1979)までの10年間にパーソネルとして名前が見えます。ざっと見ただけですが、金管楽器のみならずピッコロなんかも演奏してるみたいですね。
アルバムが出ていない間もメンバーとしてTower of Powerのホーン・セクションとしてHeartやRod Stewart, The Rolling Stonesなどに呼ばれることがあったけれど、(おそらく”あまりに家にいないので”)娘に父親として認識されなくなるのではという不安から演奏の場をいったん退いたとあります。14年ぶりにSons of Champlinに呼ばれて吹いたら唇が割れてしまったというエピソードつき。

2009年夏からTower of PowerのツアーにMike Bogartと入れ替わる形で再加入したものの、2011年の2月にまた去っています。
その後の日々は、自身のバンド活動や、後進の指導に費やしていたとのこと。(via Mic Gillette – Wikipedia, the free encyclopedia

Mic Gilletteといえば、友人との間で話題に上がるのが、上記Rollingstone誌にも記されているように、National Anthemの最後をYou’re Still a Young Manの節回しで吹いたというエピソード。

あと、ライブだと1曲中でトランペットとトロンボーンをコロコロ持ち替えて、音源だけじゃ今までわからなかったけど「えらいことしてはったんやな」とYouTube時代になってようやく気付かされたこと。左から2人目がMic。

再加入時のものも貼っときましょう。Micの隣の若いのは教え子ですね。

年に300とかライブをこなすとか言われてるため、メンバーの入れ替わりもそこそこ多い。
一般的にバンドの顔と認識されるヴォーカリストもいま何代目だか。現在は2014年に加入したRay Greeneというシャンプーハット小出水氏似の男性ですね。決してパフォーマンスは悪くないのだけど1つ前のLarry Braggsと比べるとオーディエンスとのコミュニケーションの面で少し劣る印象があります。

初期のアルバムのライナーノーツ、たしか熊谷美広氏が書いていたと思うんですが、そういや2000年くらいまではジャズ、フュージョン系のCDを買うとだいたいこの人がライナー書いてましたね、それはそれとして、ベースのFrancis Rocco Prestiaは最初はベースじゃなかったとか、薄汚いカッコウをしていてどうしたもんかと思ったが面白いからメンバーに入れたとか、オモロエピソードが数々綴られていた記憶があります。
いまCDで買わない時代って、こういうトリビアはWikipediaなんかにわざわざアクセスしないと読めないんだなと。ネットの時代って能動的な情報収集には便利なんだけどどうでもいい情報とかあんまりない、あ、Twitterが(日本で、だけど)好まれてるのはそういう風に”別に望んでない情報”がただ流れてくるからなのかな。

と、話逸れました。
出しゃばることなく、最強の”縁の下の力持ち”として活躍されたMic氏にお悔やみを申し上げます。