Pulpo Audio のシンプルなソフト音源がいい感じ

新興のPulpo Audioというところからラテン音楽系のフリーのソフト音源がいくつかリリースされていて、デモトラックがいい感じだったので試してみました。
181126追記:ドメイン失効したのか現在入手不可です。

Mac用として32bitと64bitのAudioUnitsおよび64bitのVST、Windows用として32bitと64bitのVSTがそれぞれ提供されている(予定中のものも)。

バリエーション

  • DPinga Congas V0.9 – PulpoAudio Blog(リンク先消失)
  • DPinga Bongo V0.9 – PulpoAudio Blog(リンク先消失)
  • DPinga Timbal V0.9 – PulpoAudio Blog(リンク先消失)
  • D’Pinga Guiro V0.9 – PulpoAudio Blog(リンク先消失)
  • Dry Aged Acoustic Bass 0.9 – PulpoAudio Blog(リンク先消失)

Congasはコンガとトゥンバの高低の各奏法が都合1オクターブほどのレンジに、Guiroでは各奏法が1オクターブ半(!)ほどのレンジに、BongoやTimbalにはカウベルが組み込まれ、これも2〜3オクターブのレンジに配置されている。
ボンゴにカウベルが組み込まれているのは持ち替えでよくあるパターンだからで、ティンバレスにカウベルやブロック、シンバルが組み込まれているのはよくあるセットだから。
制作時にBattery 3やLogicのUltrabeatのラテン音楽用セットを使うことるけど、トラック数がやたら増えたり音程間が飛びまくって視認性が低かったりで扱いにくく、たぶんあんまわかってない人がマッピングしたんだろうと思う。
それからすると、今となっては懐かしい1楽器1プラグインというスタイルではあるけど、何を使ってどのトラックに何を打ち込んだかがわかりやすくなって都合がいい。

また、この手のシンプルなスタイルの音源だと部屋鳴りごと収録されていてライブ感ありすぎィというのがよくあるパターン。
いずれも大量のサンプルが投入されていて(その分データサイズがすごいが)、ベロシティレンジも広けりゃ帯域も広く、当然DAWのサンプリング周波数を変えたからといって再生音がおかしくなったりもせず、理想的なサウンドで雰囲気も作りやすく、ミックスもしやすそうだ。

チューニングは全体と、Congasでは個々のパーツに対しても設定できて上下24セミトーン、つまり都合上下4オクターブずつ調整できるので、デンデン太鼓や和太鼓みたいな音が必要ならこれで作れないこともない。

難点

難点を挙げとくと、各パラメーターの値がいじりにくく、たとえばチューニングなどはいちどノブを触ると値がジャンプしてしまうので、それなりの対処が必要だろうと思う。
またLegatoの機能がよくわからない。
パラメーターリセットは通常、⌘+クリックかoption+クリックか、ノブをダブルクリックで利くものが多いがこの音源は非対応。
Control画面を開くかオートメーションを表示させると確認できる、おそらく使っていない大量のパラメーター群も気になる。
あと幾つかの楽器で起きているクリップ(オーバーレベル)もサウンド的には味があってよいが、仕事での制作だと使えない。

ひとまずラテン・パーカッション・シリーズがコンプされるのが楽しみ。
んで、操作性がもうちょっと高まるといいし、冗長なサンプルが排除されて軽量になるとさらにいい。