PROCESS.AUDIO “Sugar” Review 💭

Bobby Owsinski氏のNew Music GearシリーズでPROCESS.AUDIOの Sugar というマルチバンド・エンハンサーが紹介されていて、実際に試してみます。
二つ三つ紹介動画見てもよくわかんなかったので。

ちなみにPROCESS.AUDIOというのはミックスに関するオンラインセッションを提供しているpureMixが新たに立ち上げた会社。
pureMixは僕も何度かサイトを閲覧したことがあって、オンラインなのに意外と体育会系というか、身体で覚えろ的なスタンスなのが面白いです。
ベータテスターを募集しているそうなので、腕利きの方は応募してみてください(日本のプロの方だと忙しくてダメそうなので、野生の方のほうがいいのかも)。

古い曲のほうが効果がわかりやすいかなってことで12年前(たぶん)のもの引きずり出してきました。
縦に並んでるのはオートメーション項目で、4小節ごと繰り返しつつ、Sugarの設定を切り替えてます。各バンドのスレッショルドはどうやらオートメーションできないっぽいですね。

動画の最初の4小節(赤いリージョン)は完全にバイパスの状態、黄色のリージョンはSaturationなしでかけた状態(軽く歪むので入力を-2dBしてる)、緑のリージョンと水色のリージョン、青のリージョンは順にSaturationのモードと効果を(なるべく歪みを抑えるように)調整しています。最後の紫のリージョンはMSモードにしていて、低域以外のSチャンネルを強めに出しています。

結局のところ、歪ませることで高域を出す仕組みをマルチバンド化したものということができるでしょう。
高機能なOTTって言い方もできるかもしれません。それよか断然歪みますが。
というかね、エンハンサーといってるけどサチュレーターですよね。

✎参考

thickとpunch、warmとbroad、shineとexcite、yinとyang(これは”陰陽”に由来)はウィンドウでマウスオーバーすることで説明を見ることができますが、おおむね、それぞれデフォルトのアルゴリズムで気に食わなければもう一方を試せということを言っています。yinyangに関しては詳しい説明を避けてますね。
マルチバンドとはいうものの、ハッキリと帯域の数字が示されてるわけでもなく、またスペアナ的な部分を見たり実際にデモ版をダウンロードして試してみるとわかりますが、たとえばMEDIUMのスレッショルドを上げたからといってMEDIUMにだけ効果が現れるわけではありません。むしろだいぶ広い帯域に影響が現れます。
マルチバンド処理は全般にそうですけど、SUGARにおいては特に、バンドは目安と考えるほうがよさそうです。
それでもバンド幅の調整はもう少しカスタマイズしたい気もしますね。

プリセットは充実していて、色々なケースで試せそう。

あると便利ではあるけど常時必要というほどでもなく、ときにある種のスパイスとして、ときに補強材として用いるのがいいんだろうと思います(そういうツールに限って存在を忘れちゃったりするけど)。
希望的観測ではありますが、PROCESS.AUDIOとしてはこれでまず市場調査して、本命の強力なツールを次にぶっ込んでくるのかなという気もします。

価格書いてなかった。
$149だから今の為替だと¥16,000強。エデュケーションプログラム適用で40%オフになると¥10,000弱ですね。

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