ornofonic “The Klusterkitt Bundle”。ご提供いただきました。
メーカーサイトでは定価$119を$49のセール中。
Konstruktor, Fabrikator, Rezonatorという3つがセットになったKontaktライブラリー、定価$119。
ちまちまNKIを開かずともSnapshotからプリセットを読み込めるなど、仕組みの面で参考になるとはいえますが、正直、それ以上のものはありません。
素材のバリエーションは決して少なくないけれども、クオリティ的には驚くようなものもなく、まとまりに欠ける印象すらあります。
使う場面ないな…。
自分もKontakt用音源を作ってみたことがあるので、こうしてパーツを配置するだけで面倒ってのはよくわかりますし、少しでもそれにかけた時間を労賃として回収するために割高になってしまうのも理解できます。
文字も6ptくらいまで小さくした上で画像の中に入れ込まないといけませんしねえ…(絶対ではない)。
フリーでばらまく方も大勢おられますが、それらと比べれば労力が感じられますんで、いや、それでも自分の感覚だと3つで3,000円が払える金額かなあ…。
この間のレビューと同様、セール価格で釣り合うってのは、気持ちとしては心苦しいのですが。
蛇足ながら、ビジュアルを整えるとがぜん素晴らしい製品に見えてくるのがKontakt音源の”説”で、たとえばエフェクトって結局Kontaktにもともと備わってるものを使うことになるんですけど、下に挙げたImpact Soundworks “Django”と8Dio “1971 Estonia Grand Piano”のようにデザインされると「おっ! どこかしらの折り紙つきの音が出るのでは?」と思っちゃうんですよね。
だましが利くって言うと語弊ありますが、エフェクター等の絶妙な設定値で聞かせる奇跡的に上質な音色が製品に入っているとしても、先ほどの見た目だと「ふ〜ん」で終わっちゃって凄さが伝わらない(自戒を込めて)。
そうするとやっぱりそっけない見た目だと損をしてしまうんですね。
「この製品のこの音色が奇跡的な設定で作られていて凄い」とユーザーに宣伝してもらえることもめったにありませんから。
逆に、見た目が凄そうなのに買って使ったらそうでもないってのも結構あります(上のスクショのがそうというわけではない)。
最近レビューに重点置いてる理由の一つはそこ。程度が酷いものがあれば共有したほうがいいかなあ、ってね。