Polygon Sheep “Stealth Delay”

新興のPolygon Sheepというメーカーからカッコよさげな Stealth Delay というのが登場。
Delayについてはちょっとこだわりがある自分だが、デモを聞いて面白そうと思ったので手を出してみました。

効果は面白く、特にリバース音を混ぜるスタイル、そしてDiffusionの混ぜ具合に将来的な表現の可能性を強く感じます。
プラック音色に対してエフェクトを加えたものがSoundCloudにデモとして挙げられていて、ウチでもSpireのプラック音色に対して試してみたのですが、Spireの内蔵エフェクトかと思ってしまうくらい驚くほどド正直にかかりますね。
アナログシンセ系のモノラルっぽい音に対しても、そこいらのメジャーのメーカーが作ったものより格段にどストレートな音に加工されるため、パフォーマンスは非常に高い印象。

一方で、ルックスおよびUIに関して不満が多々あります。

まず配布サイトのスクショでは重厚感ある見た目だが、実際に自分の環境に入れてみると思いのほか安っぽい。
何故なのか考えたら、1つはロゴのフォントのスタイリッシュさに反してインジケーターの文字があまりに味気ないフォントで中途半端に見えるからですかね。昔よく見かけたSynthEdit製のプラグインを彷彿とさせます。
パネルのグラデーションも光源不明。
またノブを回すとノブのテカり自体が一緒に回るのもチャチく見えます。マウスドラッグで操作するものって実際にそうヌルヌルとは動かなくて、何かの拍子にカクついてしまうものなのですが、一枚絵として回す方式だとカクつきが拡大表示されるようなもので印象よくないと思います。
LogicのCompressorのノブの場合テカりは固定で形状だけ動くので、ノブがツルツル回る高級感があって、それに比べるとどうしても劣って見えます。

Wiggleのようなカラーリングもオシャレでいいのですが、何らかのパラメーターによって変化するのかと思いきやスキンで変わるだけなのも痒いとこに手が届かず。
音量などによって明度が変化するなど遊ぶ余地もあったろうに…。

あと、ノブの多さの割りに出音のバリエーションが少ないとも思います。
ハッタリでもプリセット数を今の倍くらいに増やせば機能性の高さをよりアピールできたと思うのですが。

ストレートなサウンドのクオリティに感心するあまり、デザインの違和感が強く感じられてしまったのかもしれません。
この先のアップデート等で、むろん極端に機能が増えてしまっても困りますが、ブラッシュアップされていけば、それなりに浸透定着するかもしれません。

操作性 ★★★☆☆
レスポンス ★★★★☆
音質 ★★★★☆