以前、こだわりのピアノサンプルライブラリー、Claustrophobic Pianoの記事で取り上げたことのあるPianobook 。
🆓 Pianobook “Claustrophobic Piano”
2018年にスタートしてるので知っている人も多いかとは思うのですが、改めて。
今年に入ってからArtist Seriesが開始され(What is this all about then? – pianobook)、いっそうクオリティの高いものが手に入れやすくなったと見られますが、多くはフリーランスのサンプリストが録音、収集したフリーのサンプルライブラリーが扱われており、KontaktやEXS24(現Sampler)、Decent Sampler、SFZといったフォーマットのものがピンキリで揃っています。
Pianobookと名乗っているように、アコースティックピアノをはじめとした、ベビーグランド、トリーテッドピアノ(プリペアド含む)、トイピアノなどのピアノ類が充実していますが、他にもファウンドサウンド(現代音楽の手法で、音楽に使わないような日常的なものを音楽に使う手法)、DIYで作った弦楽器、旅先で手に入れたエスニックな笛など、これまたピンキリで並んでいます。
詳しく見てないのでハッキリとはいえませんが、サンプリストの輪に加わって自前のサンプルライブラリーをフリーまたは有償で配布することも可能かと。
ただし、Kontakt製品全般が近年特にそうであるように、UIがそれなりに整っていないと評価が上がりにくいことは踏まえておく必要があるでしょう。
それに際し、Discordでノウハウを培っていく手もありますし、気鋭のKontakt UIデザイナーがいたならつながるのも楽しいんじゃないかと思います*。
あとは自前の製品を果たしてPatreonやGumroad等でさばいたほうがいいのか(おそらく配布フォーマットに制約がある;KontaktのファイルはOKだった気がする)、それともPianobookのようなコミュニティに放り込んだほうが露出に期待ができるのかなども考慮して臨むのがよいでしょう。