【採譜】Pat Metheny Group – Third Wind (中盤)

そういや、長いことわからないまま放ったらかしにしてたなあと気づいた、Pat Metheny GroupのThird Windの中盤ギターソロのあとの部分。曲が古いせいもあるんだろうけど、ググってもギターソロのスコアしか引っ掛からなかったので、この際、自分の耳でわかる範囲で拾ってみました。

いちおう該当箇所のざっくりとした再現音源を添付しときます。

ThirdWind中盤の再現 作成画面
ThirdWind中盤の再現 作成画面
(1)ThirdWind中盤の再現 マリンバのパート
(1)ThirdWind中盤の再現 マリンバのパート
(2)ThirdWind中盤の再現 ミュートギター(左)のパート
(2)ThirdWind中盤の再現 ミュートギター(左)のパート
(3)ThirdWind中盤の再現 ミュートギター(右)のパート
(3)ThirdWind中盤の再現 ミュートギター(右)のパート
(4)ThirdWind中盤の再現 シンセフルートのパート
(4)ThirdWind中盤の再現 シンセフルートのパート

(1) ギターソロが終わった直後から始まるマリンバのパート。打ち込まれてる音色は倍音の具合からするとコンガの音じゃないかと思いますが、断定はできず(再現音源参照)。
中央定位で16分の9つ割り。BPMが153なので、実際弾くとけっこうキツいですが、ライブの映像を見ると生のマリンバで演奏してたりします。misc.とまとめられる演奏陣ですがポテンシャルの高さを知れる内容。

(2) 上のパートの8小節あとから始まるミュートギター。たぶん打ち込み。低い音程は埋もれてて聞こえませんので適当に採譜。
左定位で16分の5つ割りです。
ちなみにArmando Marçalが一人で担当している、ウワモノのボーカルとパーカッションは、3小節区切りなんですね。うっすらと感じてはいましたが、メモ取りながら聞いたことなかったので今さら知った感。

(3) ボーカルとパーカッションの1回し目が終わった辺りから始まるミュートギター。これはたぶん弾いてると思います。低い音程は聞こえないので適当。
右定位で16分の7つ割りです。だけどホントに聞き取りにくいので定かじゃないです。
これも映像だとPatが生で弾いていた記憶があって、ですがライブでは6つ割りを4つ、つまり24個割りで弾いているんじゃないかなあと、いま映像確かめられないので記憶の範囲でですが、そのように思っとります。

(4) 例のフルート音色で奏でられる旋律。音符の区切りは人それぞれで認識が異なりそうなのであえて区切ってません。
元の音源ではフルート音色は2種類使っているっぽいのだけど、面倒なので再現音源は1種類にまとめてます。音色の作り方は別にいいですよね。

3連の譜割り部分は4つ割りがベース。ボーカルとユニゾンになる部分は16分の3つ割りがベースで、17拍1区切りを2回。その後は、解釈のしように幅がありそうに思いますが、3連の音符1/3個分前にズレたリフと考えるのが妥当かなと。

凝ってるといえば凝ってる箇所で、ポリリズムの模範と言えなくもないのですが、正直なとこ、退屈です。あくまで個人的な印象ですが。

全体的な作りはPatのモチーフをLyleが膨らませて、という感じでしょうか。