Oeksound “Soothe2” Review💭

僕にとってはミックス時に無くちゃならんソフトの一つとなってしまったSootheが1/23に Soothe2 へとバージョンアップ予定。

oeksound | plug-ins you actually need
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全面的に作り直され、周波数レンジの拡張、アタックタイムとリリースタイムのパラメーターの追加、プロセッシングモード2つを追加したほか、MSプロセッシングの追加、レーテンシーの抑制、軽量動作モードの搭載、オフラインレンダリング用クオリティ設定の分離、グラフィック負荷の低減、サイドチェーンインプットの追加と、今どきのニーズに対応しています。

曰く、「前のバージョンリリース直後から、パフォーマンスの向上とお手入れしやすさを目的とした改良版開発をスタートしていて、我々や愛用者のアイディアを盛り込んである」とのこと。

macOSおよびWindowsの、VST, VST3, Audio Units, AAXの各フォーマットに対応していて、新規購入価格が€199、アップグレード価格が€50になります。

✎参考 Oeksound “Soothe” Review 💭 – makou’s peephole

200126追記

2日ほど遅れてoeksoundからメールでお知らせが届き、それに従ってアップデートしましたんで、操作感など記していきます。

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もともと極端にoversampleやresolutionの値を高くしない限り負荷がかかることも少ないのですが(これは、thresholdもといdepthを相当抑えめで使ってるため)、既述のように描画における負荷の低減が功を奏しているようで、軽快。比べてみると、前バージョンの描画がやや神経質過ぎたかと思えるほど。
EQはshapeにshelf、band-shelf、notch、tiltとバリエーションが増え、low cut、high cutは6, 12, 18, 24db/octのカーブタイプの選択肢が増えて、各バンドをsoloで聞けるようにもなっています。band-shelfは、iZotope OzoneのEQや、カーブタイプを急峻な値に設定した際のfabfilter Pro-Q3のBellの動作と異なるので少し慣れが必要。
attackとreleaseスピードは単位がわかりませんが、0.1未満(=fast)〜9.9より上(=slow)までそれぞれ可変。

上のスクショで左下に見える「MONO」は、モノラルトラックにsoothe2を挿したために操作不能になっているだけで、ステレオトラックに挿せばLRとMSモードとで切り替えられるようになります。
MSモード時にはMSのbalanceが調整できる、というあまり見たことない設計になっています。
このbalanceはEQ各バンドとも関連していて、さすがにfabfilter Pro-Q3のようにLRとMSを混在させることはできませんが、各バンド個別にLRまたはMSのバランスを設定できるようになっています。
操作中にインジケーター左上部に2列で表示されるleft, rightまたはmid, sideの文字はセレクターではなく単にカーブを表示する色を示しているだけっぽいのが若干紛らわしいですかね。

サイドチェーンはこれ結構わかりにくいと思うのですが、入力値に応じてreductionがかかる形。その極性を逆転させることは不可です(機能を考えるとあまり意味ないもんな)。
ボーカル以外のトラックをサブミキサーにまとめ、soothe2をマスターに挿してサブミキサーからサイドチェーンを拾うといった操作が可能ですし、2ミックスのカラオケトラックでボーカルレコーディングしてそのままミックス&マスタリングしちゃうみたいなコンパクトなプロダクションでも便利に使えるはず。

うちでは、ボコーダーのように聴感と実際のエネルギーとの間に差異があるときに挿したり、ボーカルやアコギのように高域をなるべく活かしつつ抑制したり、中低域が混み合ってるときに少し間引いたり、あとは自分の曲をマスタリングする際に使っています。他人の曲はこれを想定したミックスになっていないので怖くて使えない。
インチキなツールだと宣う海外の某プロダクション系YouTuberの方がおられるようですが、EDM系にはたしかに向かないと言えます。

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