Ocean Swift + Sonora Cinematic “Porphyra Hybrid”
Ocean Swiftからサイケデリックなビジュアルが魅力的なPorphyra Hybridがリリースされています。
Ocean Swiftはイスラエルのデベロッパのようで、基本的にはウェーブテーブル波形やシンセプリセットを扱っており、本作に関してはSonora CinematicによるKontaktライブラリー開発技術を頼って仕上げたもののよう。
機能、操作性
NFRをいただいたので、ザクザクとチェック。

Sonora Cinematic製品を知っている身としては「あの会社、こういうインターフェースのものも作れるんだ…」って印象を持ちますね。ふだんはもっと素っ気ない見た目の製品が多いですから。
左側がWavetableシンセ(単一波形またはテーブル)で右側がPCM。タイプの違う2種類のサウンドを鳴らすという仕組みですね。
ご存知の通りKontaktにおけるWavetableシンセはかつてのMassiveに機能が由来し、BendやInharmonicなどが備わっています。Massive自体を知る人もぼちぼち減ってきてると思うので、下にスクショ載せます。



肝心のサウンドに関してはそこまで驚くようなものもないのですが、別段古臭い響きでもなく、過度にアンビエント寄りというわけでもなく、インスピレーションに富んでいるわけでも乏しいわけでもなく、かといってこのタイプのサウンドを出力する競合ソフトが他にあるわけでもない。なので一本くらいこういうシンセを持っといてもいいかなくらいな印象です。
FXのアルゴリズム含め、結局はKontaktの音になる点は否めません。必要に応じて外部FXを使用するなどして楽曲に馴染ませる必要があると思いました。