YouTubeで再生中の動画のオーディオの Normalization (ノーマライゼーション)に関する情報が、再生中の動画を右クリックして表示されるメニューから確認できるとのこと。
🎼 おしながき
Normalization value

この「Stats for nerds」または「詳細統計情報」を見ると、音量やDL速度などがこのように表示される。
Volume/Normalizedとされているのが音量で、Volumeは閲覧者に用意されている(元から備わっている)ボリュームフェーダー、Normalizedはコンテンツの音量からラウドネスをある程度参考にして内部で調整している値らしい。
アップされたコンテンツに対して順次調整中なので、上のスクショで試しにアップしてみた作成中の自分の曲の動画に関してはまだ100%のままになってます(反映には数週間かかる可能性があるっぽい)。
Normalizedが100%より大きい値になったものは今のところ見かけていません。
むかし2chでFlash動画が流行っていたとき、静かなFlashかと思いきや途中で大音量で悲鳴が鳴るみたいなドッキリネタがちょくちょくありましたね。
似たような感じでYouTubeにもたまにその手のネタがアップされているのですが、このYouTubeのノーマライゼーションによって軒並み適正な音量に調整されたら、なんのこっちゃかわからんコンテンツになりそう(その代わり、プレイリストをうまく仕込むことにより新たなドッキリを狙うことは可能でしょうけど)とか思いました。
ともかく、YouTubeというメディア上で、自分の音源がほかの方のそれと比べてどうかというのを判断する一つの目安にはできるかなと思います。
参考までに先ほどの曲群を自分の環境で計測してみたものを挙げておきます。
自分の曲以外は圧縮ファイルでしか持ち合わせがないので、あくまで参考程度。
作成中の自分の曲
以前、提供した曲が低域ぼわぼわにマスタリングされた経験から、今回は制作段階で意図的に低域をかなりキツめに出してあります。お蔭でフェーダーで4dBほど抑えてこの数字。
StudioOne3は単に計測用なので、スクショで見えるマスターのSootheとOzoneはOFFです。重ね重ね、Sootheの機能は素晴らしいです。
Snarky Puppy “Jambone”
MP3である上、48kHzの環境でチェックしたためかTP(True Peak)でレッドランプ付いちゃいました。
Moonchild “Hideaway”
こちらもMP4なので、参考程度のデータ。
“Du musst vom Himmel gefallen sein”
EDM系の曲はどうかなってことで。
帯域の出方はさっきの自分の曲の出方に近いものの、TPの値でけっこうピーク超えてます。
それもけっこう早いタイミングで赤ついてました。