Noiseworks “DynAssist”

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Noiseworks “DynAssist”

DynAssist - ARA - Smart Studio Assistant for Vocal Editing
DynAssist – ARA – Smart Studio Assistant for Vocal Editing

Wytseが動画で絶賛していた、Noiseworksのボーカル処理用プラグインDynAssist。よさげ。

情報
  • Windows, macOS対応
  • VST3, AU, AAX
  • 定価$149(製品ページでは表示がおかしくなってるっぽい)

製品紹介動画には否定的なコメントが多いらしい(トップコメントによれば)。期待値が大きい面もありそうですが。
機能的に物足りない部分もありますが、個人的にはボーカル録音やナレ録り(と編集)で日々業務が圧迫しているならば、機能説明と実例を見る限り、導入して損はないと思いますね。

うちは近年ボーカル編集を行う機会が極端に減ったものの、いざ編集の段に至るとノイズ除去、テイクコンピング、ピッチ補正、ゲインライド処理などミックス前の準備の多さにいまだに心が折れそうになります。
Aメロ、Bメロ、サビと各ひとかたまり分の範囲でゲインライド処置を行ったところで、必ずしも曲全体の歌のフローが美しくなるとは限らない。何ならサビが映えるようにAメロはゲインライド行わない辿々しさが多少残ったほうがよかった、みたいなケースはまあまああって、自分の中でそこまでの大局観が培われていないなら、その手の欲は捨てないとTODOばかりやたら積み重なっていきます。

そうした意味で、自分のふだんのワークフローに近いこと、ワークフローを遂行していく中で環境の不充分さ(つまりDAW側の仕様だとかPCスペックだとか)がボトルネックになっている場合にそれを改善する仕組みを持っているならば、少なくとも自分にとっては70点、80点のできのように思えますね。漠然とした点数ですけど、自分の中ではかなり高い点数。マイナスポイントは見づらさのみ。

機能概要に触れていませんでしたが、わりと見たまんまなので説明は要らんかも。
Ride, Vox-Gate, Breath, Sibilianceといった処理区分があり、不要な処理はバイパスできるっぽい。