NI 英国オフィス解体の件
𝕏のTLが賑わっていたのだけど、ふだんの自分の巡回経路でその話題を見かけた記憶がなかったので一昨日くらいまで遡ったら、MusicTechで触れられていました。見逃してたか。

情報元はRedditとのこと。
The layoffs continue: InMusic just fired the whole native instruments UK office
byu/Key-Video-1379 inNativeInstruments
MusicTech社に対して発表された声明の中で語られていることを掻い摘むと、業務再編(簡素化)、特にかつてのプライベートエクイティ(PE)によって設けられた階層を撤廃し、顧客と目線を揃えるのが目的で、サポート以外の分野に関しても合理化が進められる予定とのこと。
同時にInMusicにおいては特に製品開発にフォーカスした新規求人が行われている、と伝えられています。
ただ、InMusicに吸収されたBFD、Moogが「いま何をしているやら」的な状況なのは見て分かる通りで、NIに関しても不安が伴われるのは無理ありませんね。
どんなにいい風に声明を打たれても、事実がそれに沿わないことは多々あるわけで。
将来は悲観的だろうか
さて、Kontaktをはじめとした製品群がこれによって歴史を終えるのかというと、さすがにここまでサードパーティを含めて途轍もなく膨大なライブラリーが存在するソフトにみすみすと終止符打つのは、InMusic自体の信用を毀損するからあり得ないでしょう。
百歩譲ってオープンソースにすることはあるかもしれませんが、それですら損をする道を選ぶようなものなので可能性は低いでしょう。
BFDの通った道筋も考慮に入れると、Kontaktなどはアップデートを継続しつつも、NI純正ライブラリーの開発、ソフトシンセ類の開発、Kontakt KeyboardやNKS、Reaktor、Maschine辺りは休眠すると推測します。Kontaktのアップデートに関しても、その仕組みの解析に時間がかかって2,3年ほど空くかと。BFDに対してBFD Playerがわざわざ作られたことから察するにKontakt Playerは継続的に提供されるでしょうけど、十分なサポートはないと思ったほうがよさそう。KontaktフォーマットがAKAIなどInMusic傘下の他のハードウェアでも開けるようになる可能性はゼロじゃないが、それらのハードウェアのメモリを考えると実現性は低い。
当面は、サポートが大規模に縮小された影響がとにかくデカいでしょう。そこにユーザーが耐えられるかどうかです。
結局のところ、ユーザーが今後もNIを支援するかどうか。ネガティブな情報が飛び交ってる状況それ自体が、不幸な未来を招く確率を高めているように思います。