Native Instruments、inMusic傘下に

あちこちで報道されているように、Native InstrumentsがAkai Professional、Moog Music、Denon DJ、Numark、Rane、M-Audio、Alesisを傘下に持つ米国企業inMusic Brandsの傘下に入ったとのこと。
inMusic will acquire Native Instruments, as NI joins brands from Akai to Moog
inMusic Acquires Native Instruments: The End of the Insolvency Story?


2025年の時点でinMusicとNIとは提携しており、MPKやOxygenはNKSに対応、またMPCスタンドアロンプラットフォームにNIのコンテンツが使用されるなどしていました。結果的に伏線になってたと言えます。
個人的には、買収される先として悪くないんじゃないかなと思いますね。サービス全体が継続的に利用可能なわけですし。
MPCとの兼ね合い(または棲み分け)、ReaktorやiZotope製品の位置づけなど結構絶妙な感じがしています。あと、製品開発のペースは速くないものの、(投資主導でなく)業界やユーザー、あと知的財産のことを考えて動くブランドですんで。逆に言えばユーザーが積極的に支援し続ける必要がより高まったとも言えますが。
てことで、日本国内で扱いが何か大きく変わるってことはないと思います。
ただまあどうしてもコンテンツが膨大に過ぎるとこがあるので、取り扱い自体は継続しても、OSやDAWへのキャッチアップは開発リソース面でそれなりに制限されるんじゃないかと思います。
また、いかに投資とリターンの優先度が下がって純粋なテクノロジー志向に戻りうるとは言え、冒険的な製品にホイホイと挑める状態ではなくなるはずですんで、野心的なスタッフは別の動きを見せるかもしれません。そうなればそうなったで、業界全体的にもいいことだとは思いますが。
一方、Gorilla Engineがこの隙に動いてみたものの、思ったほど波紋が広がってないように見受けられます。
それ絡みでいうと、Kontaktライブラリーを齷齪と開発構築していたデベロッパーたちがどうするのかですが、よほど水面下で不利益な取引でも起きていない限り、基本、今まで通りでいくでしょうね。彼らとて、ひょいひょいとエンジンの乗り換えに挑めるほど体力があるわけじゃないでしょうし。
場末の人間の所感としてはそんなとこです。