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これだけ見ても参考にならないとは思うが一応波形の状態をキャプチャしとく
これだけ見ても参考にならないとは思うが一応波形の状態をキャプチャしとく

5月の頭ごろ一時話題になっていたらしい NANI Plugin がWytse Gerichhausen(”Snake Oil?”の人)の目に留まった様子。ビジュアル、どうなん?って話で。詳細はMusic Techのページを参照のこと。
思春期を遥か昔に過ぎてしまった自分としては、このビジュアルに必然性を何ら感じないんですけど、今どきどうかな?とは思います。こういうの、ただの悪ふざけじゃんと嘯く人もいるのだけど、悪ふざけのほうがタチ悪いんですよね。自覚のないセクハラこそがタチ悪いように。

それはそれとして、作者のTwitterを見たらそれ以前から画像が上がっているようなので、ソフトができたのはもっと前かなと。
機能としてはWave Folding系のディストーションで、このビジュアルとは裏腹に結構お行儀のいい歪み方をします。なので、挿せば何とかなる式に使うよりも絶妙な入力値と設定を探っていくほうが手応え大きそう。

以前別の記事でも書きましたが、Ableton LiveのOperatorをフィルターで加工してOTTかましてフリーズかけるのをバリエーション違いで繰り返し、それを別トラックに組み立て直しながらフィルター・オートメーションをかけてOTTかまして書き出して、そのミックス・バスにOTTをかませて…と同じエフェクトを何度も重ねる割り切りが必要な手法に、NANIも向いているんじゃないかと思います。軽いし。
とはいえディストーション系は何度も重ねがけしていくと、ただただ矩形波に寄っていくだけのような気もします。

ちなみに上のスクショで「立ち入り禁止」となっている胸部。プラグイン・ウィンドウの右上にマウス・オーバーすると現れるSFW(safe for work)ボタンを押すことで、左上ノブの名称とともに切り替わります。ただし、左上ノブ名称と「立ち入り禁止」がプラグイン起動直後だと逆の対応になるケースがあるので(SFWを押してから終了した場合…だと思う)、女性も在席されるサウンド開発部署など、リアルに周囲を気にして使う必要があるならノブ名称のほうも気をつけたほうがいいと思われます。これこそが、先ほどのMusic Techの記事中でも記されている箇所ですね。