NAMM2016中の話題

NAMMは行ってない(真顔)ので、どれが出展作かはわかんない。とりあえず期間中と、そのやや前後にネットで見かけて気になった新製品の羅列記事です。
報道記事や動画も全部見たわけではない(再び真顔)ので、どうでもいいものも混ざってるかも。まあ、見かけましたよという報告とでもとっていただければ。

ハードウェア

YAMAHA – MONTAGE

いちおう鳴り物入りで登場した形になる新製品。作りがチャチいのがちょっと気になります(YouTubeに上がった製品動画にもそういうコメントを見かけた)が、音はいいんじゃないでしょうか。

デモ動画いくつか見てみて、一瞬、クラブ向けかバンド向けか絞ったほうがいいんじゃないかと思ったんですが、音色がこれだけ揃ってたほうがEDM作るのにも都合いいかと思います。クラブでのパフォーマンスにはデザイン的にあんま向いてない気がしますけど。

YAMAHA MONTAGE ざっくり情報まとめ : SynthSonic
YAMAHA MONTAGE ざっくり情報まとめ : SynthSonic
Yamaha FM-X Synthesis: Way More Powerful Than A DX-7 – Synthtopia
Yamaha FM-X Synthesis: Way More Powerful Than A DX-7 – Synthtopia

機能がより具体的に説明された2/5のSynthtopiaの記事を見て、サウンドの凄さと可能性について期待値が跳ね上がりました(お調子ものめ!)。どれだけソフトウェアシンセが発達しても現時点でハードウェアシンセにかなわんよねと私が思うのは、次の3点。

  • レスポンスの速さ(いつもレビュー記事で指標の1つとしてることからもお察しいただけるかと)
  • レイヤー音色の可能性
  • 複数の合成方法の共存性=ハイブリッド

いずれもソフトウェアシンセだとすごくパワーを食う仕組み。だけど特にポップスみたいに音色が目まぐるしく出入りするような曲にとっては欠かせない。だからライブでやるのが大変なのだけど――ライブでの再現度を上げつつコストを抑えるために、パソコンやオケの活用を考える必要がある;かつてそれを「楽をしてズルい」と言われ、「やってられっかバーカ!」と思って演奏場面から私が撤退したのがもう10年前の話。
折よくか悪くか、その後の10年間はハードウェアシンセに目覚ましい進歩がなかった一方で(いい意味でKYな海外メーカー勢が明後日方向のシンセを世に出したりしていたのだけど)、低価格でのハイブリッドの実現に対してテストが多く行われていた印象があって、ガジェット系楽器に注力したKORGのお蔭でハードウェアが盛り返してきたこの3年くらい、特にNordのシンセの攻勢をしのぎつつYAMAHAがMotifを転がし続けいよいよ息切れし始めた頃に、ようやく風向きが変わってきた感がありました。機が熟して登場したものにしては若干肩透かし感があるなあ、ってのが既述の率直な感想。そうか、だけど中身は冒険なのだな、というのが本日追記分の感想。

YAMAHA – UD-BT01, MD-BT01

iPhone/iPad/Macと楽器をワイヤレス接続、ヤマハからワイヤレスMIDIアダプター「MD-BT01」「UD-BT01」 | BARKS
iPhone/iPad/Macと楽器をワイヤレス接続、ヤマハからワイヤレスMIDIアダプター「MD-BT01」「UD-BT01」 | BARKS

BluetoothでのMIDI送受信ですね。

KORG – Minilogue

http://futuremusic.com/2016/01/14/new-korg-minilogue-analog-synth-debuts/

これはあちこちで言及されてるので、まあいいでしょう。潔いデザイン、UIが魅力的ですね。

Roland – ELCajon EC-10

Roland - ELCajon EC-10 | Electronic Layered Cajon
Roland – ELCajon EC-10 | Electronic Layered Cajon

父さん、これは賛同できない。邪道とかじゃなくて、デモ動画じゃ面白いと思えなかった。
ちなみに打楽器つながりで、Sensor Pointというところから同じNAMM2016でJambé ™が出るようです。んー、コンセプトも音も新しいものじゃないんで…見た目以外に特筆すべきことはないかも…。

Jambé ™
Jambé ™

Boss – VO-1

BOSS - VO-1 | Vocoder
BOSS – VO-1 | Vocoder

トークボックスはボコーダーとまるで違うのでシミュレートがすごく難しいのだけど、雰囲気出てると思います。

teenage engineering – pocket operators, OP-Z

teenage engineering – pocket operators
teenage engineering – pocket operators
Teenage Engineering OP-Z Synthesizer (Sneak Preview) – Synthtopia
Teenage Engineering OP-Z Synthesizer (Sneak Preview) – Synthtopia

期待が低すぎたせいもあるかしれませんが、個人的にはイチオシ。このくらい割り切ったものがいい。たぶん、でも売れないだろうなあ。

Dave Smith Instruments – OB-6

Sequential
Sequential

欲しいとはまるで思わないのですが、風体は好き。

Waldorf – kb37

http://futuremusic.com/2016/01/19/waldorf-goes-eurorack-crazy-adds-zarenbourg-piano-module-for-namm2016/

これもまた思い切ったものです。風体がよい。

Arturia – Matrix Brute

Arturia - Overview
Arturia – Overview

なかでも風体に完全にやられたのが老舗(だけど最近あまり元気が無い)Arturia。Korg Minilogueと逆方向の進化で、このいかにも音色作るのに世話が焼けそうな感じがたまらない。

Aurender – FLOW

AURENDER - Reference Music System
AURENDER – Reference Music System

価格!!!!

AvidとFocusriteの協力製品

これは記事をちゃんと読んでないこともあってよくわかんない。いちおうそういうプレスを見かけたよというご報告。

ソフトウェア

Eiosis e2 deesser

Eiosis - Advanced Audio Plugins - Designed by Fabrice Gabriel - Eiosis
Eiosis – Advanced Audio Plugins – Designed by Fabrice Gabriel – Eiosis

社長の喋り方が鼻につきますが、それは置いといて、動画で確認できるAir EQの効果はかなりのもの。deesserとはまたニッチなとこを狙ったなと思いつつ、でもこのビジュアルには目を引かれます。Air EQのビジュアルもそうなんだけど、色使いやグラデーションの具合が目に優しくてすごく好み。ほんと最近疲れ目が酷くて。

Roland Cloud

Home - Roland Cloud
Home – Roland Cloud

これも詳細読んでないのでよくわからず。

Slate Digital

こちらはSoftubeとともに最近元気なSlate Digital。

Applied Acoustic Systems – Chromaphone 2

aas-chromaphone-2-press-release
aas-chromaphone-2-press-release

出るんすなあ。とだけ。

AUDDICT – Virtuoso Violin

Virtuosic Violin - The Most Living Breathing Solo Violin Sampled Instrument
Virtuosic Violin – The Most Living Breathing Solo Violin Sampled Instrument

音は確認してませんが、Friedlanderを凌駕できるのかうっすら期待。あれより割高で性能低かったらあんまり魅力ないかな。ライブラリーの容量もあるけど。

そういやReaktorでフリーで使える高品質管楽器シミュレーターSilverwoodがあるなら擦弦楽器シミュレーターもあるのかなとふと頭を過りました。

※記事執筆当初はVirtuosoの名前だったが、おそらく商標がぶつかったのだろう。現在はVirtuosicの名に変更となっている。

audiority – TS-1 Transient Shaper

最近流行りのトランジェントシェイパー。

Audio Assault – Transfreak

Audio Assault Transfreak review | MusicRadar
Audio Assault Transfreak review | MusicRadar

Side Chainのついたトランジェントシェイパー。利きが気になりますね。

※その後ディスコンティニューしたのか、現在の製品ラインナップには存在しません。

Softube – Drawmer S73

Softube - Tools for the Audio Professional
Softube – Tools for the Audio Professional

なんだかヨダレが出ます。

Spitfire – Phobos

ハイエンドな製品開発で名高いSpitfireの新製品。またBTか。

Realivox – Ladies

Realivox Ladies
Realivox Ladies

で、これはないだろ感を感じつつデモ聞いたら、思っていたほど悪くはなかった微妙な商品。