Muramasa “MorphVerb”

ひさびさにクリエイティブなエフェクト出ましたね、UnitedPluginsの MorphVerb 。
メーカーはMuramasa。

Spring, Ambience, Echoes, Room, Plate, Chamber, Hall, Cathedral, Infiniteといったリバーブ種類がいわばワン・ノブに一本化され、再生中もグリグリ動かせるよみたいなデモ動画になっています。
「いつ使うねん」とツッコみたくなってしまうところ、実は冒頭で述べられている「ちょうどいいリバーブアルゴリズムを探すのしんどいから一本化しちゃおうぜ」が開発動機っぽい。
各リバーブのクオリティは正直言うとそんなに高くない印象で、したがってアンプラグド系の繊細な音楽などに使うには相当馴染ませにくそう。
でもたとえば曲のラフスケッチを仕上げる際に時間を節約したい場合のツールとしては有効だと思います。

基本的にアルゴリズミックリバーブであればリバーブの長さなんかは再生中だろうと自在に変えられます。
しかしアルゴリズム自体を切り替えるってのはかなり難しい。
MorphVerbにおいてはノブを回転させることによって各アルゴリズムが次々とクロスフェードする形で切り替わります。
切り替え途中で止めることでアルゴリズム同士の中間値的な性質を得られる(どの程度合理的に中間値なのかがわからないので「一応」としておく)のが面白いところではあります。
Pro-Rも少し近いとこあるかな。

価格は、正規€149のところ、5/10までなら€19で、そのあと5/24までなら€39。
その時々の日本円で確認したい方は、製品ページ(MorphVerb | UnitedPlugins)で通貨の表示を切り替えて確認しましょう。