IK Multimedia “MODO BASS 2”

昨日の日記更新のあと気づきました、 MODO BASS 2。商標としては全大文字で間にスペースが正解っぽい。

MODO BASS 2
MODO BASS 2

あちこちでまとめられているのでコマゴマとここで書く必要ないとは思いますが、フレットレスおよびウッドベースが追加されたことにより、これでほぼTrilianの守備範囲を制覇したととらえてよさそう(ギタロンとベビーベースも欲しくなってきた)。以前書いた不満がこれで解消されたって感じ。まだ触ったわけでないので感想レベルですけども。
現実にはどんなベースでもフレットを抜いてフレットレスにすることができるのですが、解説によるとフレットレスのFenderとMusic Man追加されたってことみたい(上の動画にFretless On/Offスイッチが一瞬映ったので勘違いしてしまったけど)。
自分はフレットレス大好きなので使う場面がありそうですけど、いまフレットレスベースを弾く人をほとんど見かけないので、どうなんかなって気はしますね。あとバージョン1の仕様のままだとパーシー・ジョーンズ的な変態奏法の模倣もほぼ無理と思われます。
ウッドベースに関してはマイク位置の調整ができたり、ロカビリーと書いているだけなので定かじゃありませんが、サンプルライブラリーですらほぼ見かけないスラップ奏法も可能なのではと期待してしまいます。

プリセットフレーズが内蔵されたという点ではEZ Bassの領域も脅かされたかな。
サンプルベースでなくモデリングであるため、音色の幅を出しやすいのが大きなメリットで、EZ Bassのようにベースの種類が1つ追加されるたびに出費させられるよりも、精神衛生的にはいいだろうと思います。
ただ、Trilianもそうでしたが、荒々しさを出すのに向いてない面もあるので、ここいらは、どの音源を使うかの判断に揺れを生みそう。

まだ詳細がわかりませんが、個人的には弦の指定にMIDIチャンネルを使えるとダブルストップやトリプルストップを表現しやすくなるので非常にありがたい(これによってチューニングが狂ったまま戻らなくなる現象も解消されるんかなと)。ギター音源で開放弦を混じえたコードを鳴らしたいときにも同じようなことを思いました。

220527追記

MODO BASS 2
MODO BASS 2

かなり待たされた感ありますが、アップデートがリリースされてインストール完了したので、ざっと使ってみました。

予想と違ったのが、フレットレス化がエレクトリック・ベースすべてにおいて行えるという点。フレットレス好きにはよさそう。ただし、「らしさ」は長い音符じゃないとわかりにくく、また音符の切れ際の独特さまでは再現されていません。
ウッドベースは、素の音としちゃ、これまで他社がインパルスレスポンスを反映させて擬似的にそれっぽく聞こえさせていたのと正直大差ないのですが、マイクバランスの調整、弦の種類(Steel/Nylon)、ベースアンプとの取り合わせ、およびMIDIの打ち込み内容次第では雰囲気が出るだろうという印象です。

サウンド全体としては、これも正直大きな向上はありません。Trilianが持つような音の太さは本バージョンでも欠けていて、ベースアンプでの音作りが肝になると思います。指弾きは元々いいのですが、ピックとスラップが迫力不足なとこも変わらず。MIDIで打ち込みました感を無くすのに難儀しそう。

MIDIパターンに関しては、フレーズのネタが思い浮かばないときの材料くらいな印象で、ドライブ感でぐいぐい引っ張ってくようなものは期待しないほうがいいと思います。ことフレーズに関しては、ミュート音やスライドが巧みに活かされたEZ Bassのほうが完成度が高いですね。

総括としてコスパについて。
IKは好きか嫌いかでいえば好きですし、自分も最近あまり辛口で書かないようにしてはいるものの、「次のレベルへ」と製品ページで謳うほどではないと思います。
たとえば左手のポジションを変えるときのわずかなスライドなんかが勝手に入ってくれるような、生々しさが備わったなら、「おおっ」と思ったんでしょうけど。

【記事分離】