Murray Fredericks の写真が美しい

Poetic Pictures of Mirror Reflecting Horizon by Murray Frederick – Fubiz Media で紹介されていた Murray Fredericks 氏の写真群がスッとしていて美しかったので、サイズの大きな画像をわざわざ探してきて今Macの壁紙に設定してる。

 

シドニー生まれ。中東やヒマラヤを旅した5年間が深く影響していて、時間の概念を超越した神秘的な場所のとりこになったらしい。日本でいうパワースポットめぐりの規模でかい版みたいなものか。
時が止まったような静謐を感じさせるものもあれば巨大な雷雲のように猛々しさを感じるものもあり、そのウェブサイトで見る限り、全ての写真でフレームに地平線水平線が写り込んでいる。

SALTシリーズは彼の初の映像作品で、2003年から2010年にかけて単独で16回もの撮影キャンプに訪れた南オーストラリア州エーア湖(Lake Eyre)の風景が収められている。
彼は、乾季に干上がった湖(塩が強いらしいのでSALTの名なのだろう)の中央辺りにキャンプを張り、「landscape without landscape」という旗幟のもと、いっさい無駄のない風景写真を撮影することに努めたらしい。
ちなみにエアーズロックはAyers Rockで、エーア湖より北のノーザンテリトリー(北部準州)に位置する。

Fubizで取り上げられている写真は、Fubiz上じゃロクな説明がついていないのだけれど、This Photographer Put a Giant Mirror In a Salt Flatによると、1200×1800mmの鏡を実際に持ち込んで、夜明け、日暮れ時、夜中に撮影したものだそうだ。

CGのような写真だが、ナマ写真ということになる。
素材を手元に備えるCGやコラージュアートの生む価値と、「一見に如かず」式に自らが赴いて収録したものの価値と、もちろんそれぞれにワンアンドオンリーを目指した産物ではあるけれども、違いやいかにってのを考えさせられる。

2年ほど前、iPhoneの前面のカメラと後面のカメラとを(ほぼ)同時に撮影するFrontbackというアプリが注目された(Frontback、日本でブーム―クリエーティブなユーザーに世界から注目が集まる | TechCrunch Japan)のもふと思い出した。規模は全然違うけれども。

 

The ‘Vanity’ Series on Vimeo

相当昔に昼のNHKの番組で紹介された写真家の三好和義氏とその撮影した世界遺産屋久島の写真集以来の魅力だ。
引っ越しの際に書棚の整理を兼ねて処分してしまったけれど、当時、番組で見たその日に近所の本屋に取り寄せ注文しにいったのが懐かしい。