音楽ソフトのファイルの散らかりよう

以前、Tone2がユーザーからの批判にブチギレてヘソを曲げたらしいってニュースを取り上げました。
うちの環境のプラグインフォルダのスクショを上に載せたのですが、ご覧の通り、Tone2のElectraxやIcarusのプリセットファイル群が、理想とされるPresetsフォルダでなくPluginsフォルダにばら撒かれていて非常に扱いにくい。ユーザーからの批判の一つにおそらくこの問題も含まれているだろうと思います。
ちなみにスクショにKorg Pluginsというフォルダがあるのは、うちでKorg GadgetのLondonが何かの拍子に消えるという現象が何度か起きるため。Korg Software Pass経由で再インストールしようとすると、たかがLondonプラグイン1個のためにだいぶ長時間待たされてしまうので、いっそのことファイルだけバックアップしといたってのがこの図です。
さて、このTone2の散らかりファイル問題にChatGPTならどう対応策を提案してくれるのかと問うてみたところ、抜本的な解決にはデベロッパーが対応しない限り無理とのことでした。その推察によると2000年代のWindowsベース設計を継承し、macOSへの移植時に簡易互換パスを採用したままになっているのでは、とのこと。デベロッパーの方はわりと年のいった方なので、開発環境が今どきではない可能性があるとも推察してました。
がっくし。
もう少し説明を補ってくれるよう投げてみると、プラグインファイル自体の置き場には「推奨」がある(2014年のドキュメントらしい)ものの、プリセットや音源ファイルの置き場についてはこれといったガイドがないらしい。ホントかな、わからんけど。
このため、ソフトウェアごとにファイルが散らかりやすい傾向があるとのこと。
ちなみに、ChatGPTによる補足説明として以下の表が掲げられていました。
■ 3. 似た問題を抱える他社との比較
Tone2 以外の主要デベロッパーでは、次のように「整理された設計」を取っています:
デベロッパー プリセット配置 備考 Spectrasonics /Users/Shared/Spectrasonics/音源データ専用フォルダを共有に確保 Native Instruments /Library/Application Support/Native Instruments/OS規約に準拠 Spitfire Audio /Users/Shared/Spitfire Audio/サンプル・プリセット完全分離 u-he ~/Library/Audio/Presets/u-he/Appleガイドラインに忠実 Tone2 /Library/Audio/Plug-Ins/直下に全部✖ 規約外・散乱型構造 Tone2 だけが明確に時代遅れの構成を維持していることがわかります。
最近も新しいデベロッパーがガンガン増えてますんで、Tone2に限らずガイドラインや推奨に沿わずファイルが散らかってしまうリスクも比率的に高まっているんじゃないかなと思います。
特に、アンインストールの仕組みを備えていないmacOSであり、況やプラグインをやなので、あんまり散らかしてくれるのは困るんですよね。