【メモ】ドミナント7th【筆任せ】

妙な予防線みたいになりますが。
僕が曲の雰囲気変えるのに頼ってるのはドミナント7th、それだけ。あとはどこで使うか。

本題に入ると、たとえばAmってA-B-C-D-E-F-G-Aで、この音程を使って作れるドミナント7thってG-B-D-Fしかない。というか、基本的に音階の中の音程だけを使って作れるドミナント7thは1つだけ。せいぜいE-G#-B-D使うとすんなりAmに行けるぜ、やったね!ってくらい。
早い話、ジャズ・ミュージシャンなんか特にそうだけど、コード進行中に登場するコードに対して随時それに対するドミナント7th(ドッペル・ドミナントないしセカンダリー・ドミナント)、欲張ってさらにそれに対するドミナント7thを意識して弾いてそれが流麗に響いたりする、僕はそれを作曲面でつまり書き譜としてやってるだけでですね、変化球というほどのものではないです。演奏で出来るほど熟達できなかったんで作曲時にもっぱら使ってるという経緯。
それで、たとえばAmキーでDmが登場したら直前にA7を差し込むとか、Bm7b5が登場したら直前にF#7を差し込むとか。
ま、いっそ、iii-VI-iiø7-v(3-6-2-5)を全部ドミナント7thにしてもメロディと極端にかち合うことはほぼないので、活用できますね、と。

基本マイナー調は終始暗いのだけど、歌詞があって特定の箇所に明るいイメージの言葉が出てくるとき、そこを演出したいと思ったらその直前にドミナント7thを入れて一時的に調が変わって明るくなったようにします。これが結構喜ばれる。
老若男女、色んなタイプの人がおられるので一概には言えないけれど、それなりの思い入れがあって詞を綴られる方にとっては、詞の中でのシーンの変化を読み取ってもらえるというのは嬉しいんだろうと思います。
編曲上では、よりわかりやすくするためにその箇所で各楽器のアクセントを揃えてやるなどして、それによって00年代くらいまでのベタなポップス調にはなります(この間の雑記に書いたけど、フォーマット化が行き着くとこまで行って今この手法は整形以上の効果がほぼない)。

リズム的な装飾で演出するのはいいとして、一歩戻って、いかんせん飽きっぽい自分はワンパターンに陥りたくないので、他の手法とも合わせたりします。
たとえばAメロとサビで似たようなコード進行のときに、AメロではBm7b5のままで、サビではB7にするとか。また、B7をCdimみたいな代替の利くコードに置き換えるとか、♭6th(♭13th)になってる音程に手を加えてナチュラルにしてB7,13にしてやるなど。これによって一時的に音階が変わるとだいぶ変化があるし、「困ったときには音を重ねて濁す」っていうごまかしをする必要がなくなります。
ちなみに9th, 11th, 13thは♯と♭をつけて動かすことができるんで、旋律だろうとその集合体であるコードであろうと経過音として使ってやると、単なるドミナント7thの箇所の中だけででも動きを出せるわけですね(cf. ジャズっぽくする)。

音楽作り始めたのって小学校くらいからなんだけど、大人になって音楽である程度食えるようになった頃に親に言われたのが、どうも音楽の道に進ませないために先生に習わせないようにしてたと、余談だけど。それはいいとして、教わる人がいるでもないので、スケールなんかはまるでわからなかった。今も「任せろ」とは到底言えない。
それが何らかの反動的なモチベーションになってるのかわかんないけど、スケールの一時的な変化はいまだに好きだったりします。

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