Plugin Alliance “MEGA Sampler”

Plugin Alliance MEGA Sampler - Plugin Alliance
Plugin Alliance MEGA Sampler – Plugin Alliance

Plugin Alliance が、自社の抱えるエフェクト群を内包したサンプルプレイヤー MEGA Sampler をリリースしています。プラグインの会社なんで、ニュースを見ても「?」という感じで、試しにダウンロードして使ってみてもなお「?」という感じ。ようやくSoundwideのポリシーの具現が登場して興味深かったのですが。

🎼 おしながき

操作感

一番のウリは上部に配置されたエフェクトラック。
機能面は特に難しいこともなくUI的にも使いやすくまとまっていると思いますし、巧く長所を活かした印象があります。
スナップのOn/Offが他の同様のソフトより見やすい(色弱である点もいくぶん影響してるかもですが)。下部のパラメーター群はグローバルでなくキーアサインしたサンプル個々にかかります。意外とそうなっていない新興デベロッパーのソフトが散見される中、あるべき機能があるべき姿で実装されていてとてもよい。それから、サンプルプレイヤー内にフォルマントシフトが備わってるのは珍しく、動作も軽く、これもとてもよい。
一方LFOにピッチへのルーティングがないのは、中途半端であるように感じました。

サンプル

サンプルはもともとPAの守備範囲ではないはず。新たにプロジェクトとして複数のコンテンツメーカーやアーティストにデータ提供を募ったのかなと思います。NIの名も見えますね。イニシャルでそこそこの数のサンプルを試せるのですが、無作為抽出して聞いた印象では、正直、使いたくなるほどの魅力には欠けました。ここでいう魅力に欠けるというのは、サウンドクオリティはもちろんのこと、うちでいえばそれ以上に、ユーザーがサンプルを使うスタンスでいけるのか、それともユーザーがサンプルに使われる羽目になるのかっていう気持ちの部分。一般的にアーティスト色の強いサンプルは必然的に味が濃くなるためインスピレーションの種になりやすい反面、汎用性が薄れがち。
ちなみに、ローカルのオーディオデータを放り込むことは当然可能。ですが現段階では充分な管理機能まで備わっていない(ゆえに曲を作ったあとファイルを移動するとマズい)っぽいので、PAのいう「DAW以外に別のサンプル読み込みソフトを立ち上げる必要はなくなるぜ」ってのはちょっと言いすぎな気がします。MEGA Sampler内で供給されるサンプルのみで音楽作るのならわかりますけど、実際そうはなかなかなりません。

あらかじめ整理していたローカルのサンプル群をMutantで一覧表示させながら、Ableton LiveでMEGA Samplerを立ち上げて動作確認しようとしたんですけど、どうもMutantはバックグラウンド動作しないっぽくて、MEGA Samplerにサンプルをドラッグしてくることができませんでした。MutantにはFinder(エクスプローラ)で表示みたいなメニューもないので、色々こう、うまくいかんなあと考えさせられます。

【記事分離】