一時、大流行した Simmons (シモンズ)のシンセドラムサウンド。六角形のフォルムに憧れを持った人も少なくはないかと。
VSTインストゥルメントやサンプルライブラリーで販売されてたりもするんですが、買ってがっかりすることもあります。
じゃ、いっそ自分で作っちゃえと。
ザップノイズ
ノイズ部分とシンプルな下降音との2つの成分に分かれるんで、ノイズ部分から再現していきます。
特徴的なのはアタック部分のガッという大音量で短いザップ音。
VAのNoiseのみONにして、振り切れた感を出すためにオシレーターのFILTERをフルテンのTubeにしました。Low Cutをちょっとだけ上げ。
オシレーター名の右側、[S]ボタンの隣の◯◯をクリックして◯にするとモノラルになります。
EG(AHDSR)は0.06sの減衰音にしてます。
連打時の「らしさ」はモノフォニックにすることで対応。
ディケイノイズ
ザップノイズと分離して別のオシレーターで作ります。
EG(AHDSR)を1個新しく追加して、ディケイとリリースを0.8sに設定したものをNOISEのVolに結線。
下降音
ノイズと違って音程感のある成分は、サイン波より音が太く、時間経過とともに細っていく感じに。
AlchemyではSymを使うことにします。
スクショのAHDSRの黄色箇所を上下ドラッグすることでカーブの具合を変えられますが、今回はデフォルト値がベストで、ディケイタイムをそれなりの長さに設定する必要があります。
エフェクト
雰囲気付けだけ。
Distortionで少し歪ませ、Phat Compressorで回路っぽさを出し、薄めのリバーブを載せました。
このくらいがいいとこじゃないかと。
- ノイズ成分と音程成分との音量バランス
- ディケイの長さ
- Symのエンベロープの深さ
- 下降のレンジの広さ
くらいのパラメーターを調整できるようにPerformanceノブにアサインするといいかなと。
市販のSimmonsのパラメータは下の動画の通り。