macOS 10.15 Catalina はDTM/DJ環境に難あり

macOS 10.15 Catalina の10月リリースを控え、音楽関係の海外Web各誌で導入に「待った!」が唱えられています。

Catalina 影響先

ざっくり。セキュリティを増強した結果、音楽関連ソフトウェアおよびハードウェアの設置/動作に影響すると予測され、メーカー各社が動作報告を上げるまでOSのアップデートは待つべきと。

仕事および仕事に近い趣味目的でパソコン使っている人にとって関連ソフトやハードが動作しなくなるのは致命的なので、OSのアップデートがリリースされてもすぐ導入しないのが一般的。

DJソフトウェアが参照するiTunes XMLの消失

Catalina登場で複数アプリに分裂するiTunes改めMusicにおいて、DJソフトとの間で共有されていたXMLファイルは廃止され、BPMやキー情報を共有する手立てが無くなります。
代用(Musicアップのライブラリ情報をXMLの形式で書き出すソフトなど)が現れるまではOSアップデートを控えるべきと指摘する記事がありました。
ローカルに保存した音楽データが消えることは無かったものの、OSベータ版ではXMLの設定項目が消失しているらしく、本ちゃんでもそうであるならDJソフトウェアにとっては痛手になりそう。

iTunesのクラウド全移行、ないとは思うが

WiFi充実してない会場や人が多過ぎて輻輳が起きるような会場でDJどころか単純にiTunesのプレイリストすら鳴らせなくなるのでは不便なことこの上ないので、”クラウドの音楽データを鳴らすのが基本動作”みたいな仕組みにはならないと思います。

追加情報

追記190916:

Will “The End Of iTunes” Break DJ Software in macOS 10.15 Catalina? – DJ TechToolsは、各DJソフトウェアのメーカーの対応状況を軽くまとめつつ、「XMLベースのライブラリー管理は無くなるが既に各社は対応に動いている」と伝えています。

が、Update To Catalina? Here’s How To Manually Export Your Music.app As XML – DJ TechToolsでは、iTunes改めMusic.appからXMLを書き出す方法を紹介しています。単純にExport Libraryすればいいっぽい。

追記191008:

【追加情報】