Logic Pro X : 10.4.5 新機能

膨大なトラック数を扱えるようになったLogic Pro X 10.4.5。
Logic Pro | Logic Pro X 10.4.5 Looks Like a Routine Minor Update, But Contains a New Feature That Changes Everything!に挙げられてるものを中心に新機能と修正をさらっていきます。

修正点は、保存したプロジェクトを次に開いたときに状態をより忠実に復元するものが多いですね。あるいは再生状況を変更したときに思わぬ設定値の初期化が行われる点の修正など。

新規プロジェクトダイアログ

不使用トラックのプラグイン

Studio Oneなどのように、トラックフリーズをかけるとそのトラック(チャンネルストリップ)上のプラグインインストゥルメントおよびプラグインエフェクトがオフライン(アンロード)になるようで、フリーズを解除するとロードし直します。

プラグインのロード、アンロードはOn/OffスイッチをOptionクリックすることでも行える
プラグインのロード、アンロードはOn/OffスイッチをOptionクリックすることでも行える

プロジェクトファイルを開いてすぐ、フリーズ済みで使っていないはずのプラグインインストゥルメントの音色読み込みを待つという、これまで意味不明だった時間が節約されるのはとても大きい。
フリーズしたトラック上のプラグインエフェクトの設定値を確認できなくなる(ちょっと前のバージョンアップからこの仕様)点に改善の余地があると思います。
フリーズしたトラックを別プロジェクトで問題なくインポートできるのか、時間ができたら確認しておきたい。

機能詳細

About dynamic plug-in loading in Logic Pro X – Apple Supportによると、

  • Audio tracks that have audio regions (not including frozen tracks)
  • Software instrument tracks that have MIDI regions (not including frozen tracks)
  • Tracks with input monitoring turned on
  • Tracks with plug-ins that generate sound without requiring any input (such as the Test Oscillator)
  • Tracks with external or ReWire inputs

オーディオリージョンを含むトラック、MIDIリージョン(ノートが存在しなくてもよい)を含むインストゥルメントトラック、インプットモニタリングがOnになったトラック(初期で選択状態のトラックや意図的にインプットモニタリングをOnにしたトラック)、入力なしで音を発するプラグイン(インストゥルメントプラグインかエフェクトプラグインを指すのかは不明)のあるトラック、外部MIDIまたはReWireを使用した入力トラックを優先的にロードし、そうでないトラックのロードをペンディングするということらしいです。
個々のトラックのロード優先度を変更するには上述のようにOption+On/Offボタンで決めておけば、次に開く際に状態が保存されると思われます。

ExpanderとDeEsser 2

DeEsser2がDeEsserに比べ大きく仕様変更していて、Modeは、Absoluteが従来型で、Relativeが入力レベルに応じて反応する仕組み(参考:Reduce sibilance in Logic Pro X – Apple Support)。
結局のところFabFilter Pro-DSを真似たもので、Pro-DSのマニュアル(https://www.fabfilter.com/help/ffprods-manual.pdf)を読んだほうが機能面でわかりやすそう。FabFilterの動画もどうぞ。
曰く、ボーカル単体に対してならばWide Bandを、マスターに対してOR複雑な素材に対してはSplit Band(これはLow PassとHi Passとを組み合わせたもの)を使うのが一般的と。

Sculpture, RingShifterの高解像度対応

パフォーマンスメーター

小節のオーバーレイ表示

Shift+ダブルクリックでの再生

Shift+ダブルクリックとShift+クリック
Shift+ダブルクリックとShift+クリック

Shift+ダブルクリックでポインタのいる位置から再生開始。再生中はShift+クリックで再生ヘッドの位置を移動。Offにする仕組みはないっぽい(再生中はリージョン自体ないしリージョン内のノートをいじらないのがLogicの設計の前提のようですね)。
ちなみに開きまくってるプラグインウィンドウはShift押しながら閉じると一斉に閉じます。

ベロシティスライダーが滑らかになった?

偶数の数値で止まりにくかった気がするが。
偶数の数値で止まりにくかった気がするが。

MIDI設定

ループブラウザ

Loopブラウザ
Loopブラウザ

赤緑の色覚異常者なので、青と黄色に挟まれた緑が赤に見えるワタシ。

キーコマンド画面

「押下」で、押下中のキーとのキーコマンド重複が確認できる
「押下」で、押下中のキーとのキーコマンド重複が確認できる

うちだと、はじめ「押下」ボタンがウィンドウから見切れていて確認できませんでした。
モディファイアキー(command, shift, option, control)込みで、キーコマンドの重複が確認できるようになっています。

その他

Integrated Nudge and transpose key commands that apply to MIDI notes, automation control points, and regions in the Tracks Area. 

Logic Pro | Logic Pro X 10.4.5 Looks Like a Routine Minor Update, But Contains a New Feature That Changes Everything!

この辺のキーコマンドは使ってないのでチェックしてません。

New shortcut to utilize the Time Handle function in the Piano Roll Editor.

Logic Pro | Logic Pro X 10.4.5 Looks Like a Routine Minor Update, But Contains a New Feature That Changes Everything!

逆にこれは既にショートカット割り当て済みなのでチェックしてません。デフォルトはcontrol+Tらしい。
あと、ここでいうショートカットはOption+Shift+範囲選択を指すっぽい。

When auto-naming multiple selected regions, Logic now includes a leading 0 for the numbers of regions from 1-9.

Logic Pro X 10.4 release notes – Apple Support

リージョンに連番を付ける際、桁数が一致するようになったっぽい。

Impulse Response Utility

  • The VU Meter in the Impulse Response Utility now resounds normally on macOS 10.14.x.
IR Utility

IR Utility

Impulse Response Utilityって今のOSで起動せんよね?と思ったら、いつしかSpace Designer内のメニューからLogic Pro Xアプリ内の当該ソフトが起動される仕組みになっていたらしい。使ってないけど。
アプリケーションフォルダのユーティリティに念のため残しておいた旧版は捨ててもかまわなそう。


うちで頻繁に起きる、サイクル再生中サイクルスタートに戻るときにピアノロールでノートを掴んでると「再生ヘッドをキャッチ」がOnになっていなくても勝手に再生中の位置にジャンプしてしまう問題は、もうちょっと作業進めている間にチェックしていこうと思ってます。もしかしたら直ってるかもしれないし、無視されたかもしれません(直ってなかった)。

再生中のShift+クリックが再生ヘッドの移動操作に指定されていて、音の響きを確認しながら複数ノートを指定して調整しようとする僕の使い方だとこの仕組みはけっこうありがた迷惑。オフる機能が見当たらないことからすると、再生中にノートをいじったりする使い方はAppleに想定されていないのではないかと思われます。

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