Logic Pro : MIDI FXでノート別に MIDI Pan をかけられる場合がある

思うところあって、MIDI FXを使ってパンを揺らすってのを試してたのです。MIDI FXなのでCC#10のパンつまりPanoramaつまり MIDI Pan です。呼称統一しようぜ…。

こういう状態
こういう状態

ソフト音源トラックに、ここではES2を挿し、ランダムなベロシティでドミソの和音を何度か打ち込んでみました。
次にMIDI FXにModifierを挿して、ベロシティをCC#10 Panoramaに変換すると、個々の音程が別々のパンから鳴るようになります。
同様の動作はEXS(現Sampler)も当然OKで、AlchemyやEFM1などの純正音源だと不可で、Vintage ClavやSculptureなどの純正音源だと意外にもOK。

MIDI FXのScripterのMIDI Loggerで取ったログ
MIDI FXのScripterのMIDI Loggerで取ったログ

サードパーティ製ソフト音源は今のところ全滅で、たとえばOmnisphereやKontaktなんかは発音ごとに別系統の音の出口を持ちうるのにMIDI Panを別々に受ける仕組みにはなっていないようで、ES2やVintage Clav等が少々特殊なのだと言えます。
面白いからサードパーティ製ソフト音源もこの仕組みに対応してほしいところですが、なんとなく根本から設計を変えないといけない気もするので、あんまり強くは言えない。

厳密に言うと、このMIDI PanはModifierで指定しているノートに対して効いているのでなく、次に来るノートに対して効くみたい。
以前のLogicでは、イベントリストでMIDIデータを見るとたとえ同タイミングのノートでも打ち込まれた順に表示されていたのですが、現在はノートナンバーが小さい順にソートされるようになったのか単に表示が整えられただけなのか、ボイスアロケーションの状態が判断しきれません。

それから、パンに限らずですが、今回のようにMIDI FXでノート別に与えられるパラメーターの値はMIDI FXを使用することでのみ実現され、Midi FX Freezeで正規化(キャプチャ、プリント;これも色んな言い方があるな)しても再現されません。ゆえにMIDI FXにModifierなり挿したままでいなくては効果が出ません。しいていえば波形データにインプレイスするかフリーズをかけないといけない。

半分バグ、半分仕様みたいなものですが、新しくなったSamplerなど純正音源を活用する材料としてでもいただければ幸い。

MIDI FX Freeze (free)
MIDI FX Freeze (free)
Midi FX Freezeでキャプチャしたもの
Midi FX Freezeでキャプチャしたもの

ちなみに、KontaktやOmnisphereでランダムなパンで鳴らす例としてはこう(↓)。
あくまで一例。

Kontaktでのランダムパン設定例。
Kontaktでのランダムパン設定例。
Omnisphereでのランダムパン設定例。
Omnisphereでのランダムパン設定例。
ベロシティごとにパンを変える設定
ベロシティごとにパンを変える設定

何度か書いてきたことですが、再生時のランダム性ってギャンブルみたいで僕はあまり好きではなく、せめてランダムに見えるパターンであってほしい。そのほうが結果を追い込みやすいから。
そこいくと、KontaktはMapってのを持ってて(→)、ランダムっぽくベロシティを打ち込んでしまえば毎回同じパンの散り方を得られることになります。