ドラムループの作り置き
Logic Pro X(以下LPX)のDrummerは、勝手にフレーズを作ってくれるので、適当に組み合わせてオーディオデータにしちゃってそこそこのループ素材作っておくとラクだったり、ってだけの話です。
ポイントは、UIごとは無理でも生成したオーディオデータなら他のDAWでも使える、バスミックス含め大量のチャンネルが立ち上がるのを回避できる、といったとこ。
Why Drummer?

Drummerトラックを作ってDrummerリージョンを適度な長さで作って、Drummerのキャラクタを選ぶと勝手にドラムセットが選択されますんで、そのあとにProducer Kitsに切り替えちゃいます(いろいろ調整ができるように)。好きなように設定をいじって気に入ったフレーズができたら、ここではBounce in Placeができないので、マスタートラックをバウンス。
- LPXをふだん使いしていない
- Producer Kitsは微調整ができてよいが、たかだかループ素材として立ち上げるには容量もチャンネルも食い過ぎる
- 使いものにならないような、いかにも打ち込みですっていう”揺れのない”ループ素材を無駄に買わされるリスクがない
- 膨大な量の、抽象的なタイトル名を冠したファイル群からお好みのものを探すのは邪魔くさい
個人的にはこういう点で既成の素材を使うことに憂鬱さすら感じる昨今です。
LPXのDrummerのサウンドがクオリティ的に充分とは思ってませんけど、既製のループ素材から探す苦痛からは卒業したいなと(Drummer自体既製だけど)。僕がLiveを好んで使うようになったのも同じような理由からかもしれません。
曲調によりますが、Vintage Breaks+かMotown Revisited+辺りのキットが、そこそこ古臭い感じで自分好み。手数的にはIanが好み(フィルはやり過ぎ感満載だが)。
To Apple Loops

Apple LoopsのライブラリにエクスポートしといてLogic Pro 9からアクセス可能にするのも悪くはなさそう。
とはいえLP9, LPX両方から参照可能にするには少々細工をする必要があるのと、システムに潜るディレクトリに置くと他のDAW等からアクセスしにくくなるのとで、僕はやりませんけども。
こういう地味な作業は余暇の間にやるのが吉。
自分用の素材収集としては、リハスタに入ったときにバンドのドラマーのフレーズを(こっそり)録音しちゃうってのもたぶんやってる人そこそこいるかもしれんです。あ、いや、バンドも打ち込みも両方やるって子、昔より減ったかな…。
録音の話ついでに思い出したけど、たまに草の根の素材配布サイト見ると、Kontaktなどのライブラリーに入ってる音を無加工のまま自分が作ったことにして販売してたりしますね。そういうのはよくないです。かつてはそういうことすると同業者にバレたものだけど最近はバレにくいためか、もしかしたら結構な数でそういうのが出回ってるかもしれません。