【レビュー:ソフト】 Literature and Latte “Scrivener”

Scrivener とは

Literatre and Latteの Scrivener は、比較的軽量な執筆用ソフトで、現在、とある執筆用に使わせてもらってます。

Literature and Latte – Scrivener Writing Software | Mac OS X | Windows

以下、基本的には自分向けのメモなので、あまり深入りしては書かない。

現状の不満

  • Terminalを通じてゼロデータのテキストを放り込むとBinderに収まってくれるのだが、どうも濁点半濁点の仮名文字はどこかの段階で結合文字列(cf. 文字いじり)になっているようで(Excelからコピペするタイミングかもしれない)、ヒラギノ角ゴシックのW8辺りに表示を変えようとして始めて露呈したりする。原稿だからまだ大丈夫だけど、InDesignなんかに文章流し込んだ場合に問題起きたりしないのか少し心配。正規化してくれる機能があると安心なのだけど、これは単純に使う自分の問題ってことでいいのかな。
  • 下にも書いたけど、フォーマッティングをプルダウンから選択するのはあまり効率がよくない。フロートウィンドウで開いてほしい。
  • これも下に書いたけど、画像の回り込みの指定がほしい。あと画像が多いと自動保存時に一時的に固まるのが怖い。画像はリンクじゃなく取り込まれてしまうので、画像のファイル名を変更したときに若干ややこしい。基本はリンクでコンパイル時に収集する仕組みだと安全かなあという気も。
  • 字数カウントはfootnote等も含んでしまう?(All OptionsのStatisticsに設定あるっぽい)
  • Tableの外を選択するのが難しいのは、他のテキストエディタも同様なのだけど、いい方法あるんだろうか。

文字いじり

とはいえ、一般的なメモ書き用途であれば何ら問題なさそうではある。InDesign云々とも知ったかぶって書いたけど、そういった業務用のソフトウェアなら、この手の問題はknown problemとしてとっくに対応されているだろうし。

各機能

書き出せる(Export/Compile)フォーマット

脚注をどうするか、章節をどう区切るかなど設定できるのがCompile。ここでのフォーマットはいわばプリセットのようなもの。

納品時に、自分は都度rtfdでCompileして納品しているが、編集担当さんと確認する必要はありそう。
環境によってはrtfdが1ファイルに見えるが実際にはパッケージ(フォルダ)なので、Macから相手に送付するときには注意が必要。特にzipアーカイブすると文字化けの可能性も生ずるので、CleanArchiverでCP932を選択して圧縮するとか、MacWinZipperを使うとか(これもなんだかんだ文字化けするっぽい;.DS_storeはなくなるが)、pdfを一緒に送るとか工夫したほうがよさそう。

なおExport時には細かい設定はあまりできないっぽい。

各表示状態

文章のフォーマットはFormattingから。

自作プリセットを設定した。プリセット軍団の編集が面倒だし、個人的にはフロートウィンドウ化でもしてほしいところ。

回り込み

画像の回り込みはできないので、どうしてもやりたいなら表組でもしたほうがいいかもしれない。が、この手のソフトは表組すると改頁で崩壊したりするのでなるべく避けたい。

脚注、アノテーションなど

Formatメニューで挿入可能なコメント、インライン脚注、脚注、アノテーションはデフォルトで出力した場合アノテーションが削られたりする。どこに使用して、かつどういう場合にどれを使用するかポリシーを立てておいたほうがよさそう。

脚注をまとめる場所はCompile時のAll Option内に設定がある。

また上の例ではAcrobat ReaderでPDFを表示させているが、もちろんPreviewでも表示はできる。ただし、PDFに書き込まれたコメントなんかはPreviewだと見えないようなので、仕事上ではなるべくAcrobat Readerを使用したほうがよさそう。

ちなみにMacのPreviewでも右上の編集ボタンを押せばPDFに書き込んだりできる。PDFで提供された書類への書き込みなんかはこれを使う。編集して保存したものはAcrobat Readerで読み込めば見られる。

もう1つ余談。WordPressのAdd Mediaにドラッグ&ドロップで画像ファイルを放り込んでアップロードし、処理が終わったあとたまに操作不能になる問題(GoogleChromeオンリー?)は、もう一度ドラッグ&ドロップするフリをすると解消される。

ラベル色

Scrivener バインダーの表示例

Scrivener バインダーの表示例

原稿の構成等、一覧性の高いBinderでは、作業中よく参照する原稿や資料などをCollectionとしていわゆるショートカット登録できて便利。

あと原稿の状態にはConcept, Chapterといったラベル表示や、First Draft, ToDoのようなStatusといった属性を付加することができ、これらはInspectorによって確認可能。その他、ViewメニューのUse Label Color Inの設定次第では左図のようにBinder内やOutlinerでラベル色を反映させることができるので、原稿の進行状況をLabelに設定しておけば、飛び飛びで原稿を作成中でも、ぱっと見でどこまで進んだか一瞥で把握できる。

アイコン部分を右クリックでアイコン変更、インデックス部分を右クリックでラベルの変更等ができる。これは僕にとってはちょっと直感的じゃないと思ったので、メモっとく。

なお、テキストをフォルダにConvertすることができる動作にウロタえかねないが、もう一度テキストにConvertし直せば中身は失われていない状態に復帰するので、フォルダとテキストは動作上の違いだけのようだ。

Page Break Before

Page Break BeforeやCompile As-isをまとめて設定できないもんかと思って探しましたが、見つからず。
ただOutlinerの表示にしてPage Break Before欄を表示させ、Page Break Beforeでソートしてやると、チェック状態を変えたそばからソート状態が更新されるので、同じ場所でポチポチし続ければさほどイライラを溜めることもなくできることに気づきました。

あと、Scrivener書類はrtfdのようにパッケージ状態になっていて、その中のscrivxをエディタで開くてXML形式の書類になっているんで、PageBreakBeforeの値を全部Yesにするってのもありかもしれません。
一番単純なのはたぶんAll OptionsのSeparatorsの設定を変更する方法ですかね。