Libre Wave “Sordina” 試してみた

Audio Plugin Dealsから、 Libre Wave の Sordina というソフトが今日からセールになるよとのメールが。
自分の好みと違うものが続いてて長らくAudio Plugin Dealsの取り扱い製品はスルーしていたのですが、今回は加工系のソフトらしく興味を惹かれました。つっても、ほとんどの人が興味ないかもしれないけど。

デモ版を探したけどなかったので結局買いました。
メーカーサイトのCheck Out画面に飛ばされて指示通りにクーポンコードを入力したら0円になってしまったのですが、Audio Plugin Dealsに$14.99(現在 1,556円)が支払われる方式のようですね。
Mac, Win対応で、AU, VST, VST3まで。

例を載せようと思ったら、二次配布にならないセーフな素材が手元になかったのでやめときます。なので紹介動画だけ。

要はインパルスレスポンスと思われます。
楽器固有のIRデータは確かにこれまでほとんどありませんでしたね。需要が高くなさそうだから仕方ないんですが。
動画だとあまり伝わらないかもしれませんが、出来はかなりいいと思います。

ただ予想通り出力過多に陥りやすく、天井叩く仕組みもしくはマイクとの距離感のシミュレーション(もどきでいい)が備わっていれば、独立したソフトウェア・エフェクトとしてもっと使いやすいのではと思いました。
フィルターバリエーションは金管のたぶん実在のミュートを網羅しているようで、練習用のミュートがあるのが興味深い。
Harmon MuteのときだけWah奏法が可能になりますが、思ったほどのワウ効果はないので、たとえば吉本新喜劇のテーマ(Somebody Stole My Gal)のようなフンワカフンワカな音は期待しないほうがよさそう。
GarritanのJABBがWah奏法に対応してなかったかと思ったけど記憶違いっぽい(下図;それともマニュアルで見たのかな?)。
つまり依然、曲でも劇伴でも効果音でもあのフンワカフンワカをDTM環境で再現するのは、極めて困難ってことですね。残念。

Garritan "Jazz and Big Band 3"
Garritan “Jazz and Big Band 3”

そんで、購入時(というかデモ版があればそれで済ませたかったのだけど)に確かめようと思ってたのが、「古い音楽っぽさ」を安上がりに実現できないかって点なのですが、実際に試してみたところ、思ってたよりフィルターのかかり方が急峻だったため無茶でした(LogicのMatch EQはQを変えられるんですけどねえ)。金管楽器にかけるにはいいんですけども。
ついでにボーカルでも試したら、これもいわばヘッドフォン・リークやスタジオからの音漏れみたいに聞こえるだけでした。

以前Speakerphone(下図)を使ってトランペットをミュートっぽく響かせられないか実験した際、効果としてはまあまあでした。
わざわざノー・ミュートで吹いてもらったものを加工でミュートにしても演奏家が嫌がるので、お勧めはしません。

Audio Ease "Speakerphone"でミュートっぽくした設定
Audio Ease “Speakerphone”でミュートっぽくした設定

ひとまず本来1万円くらいのものがセールで1500円くらいで買えるのは事実なんで、使い方をいろいろ考えてみたい方がいらっしゃればどうぞ、という感じ。僕ももう少し応用方法を考えてみたいと思います。