Lee Pearson が面白い

Gospel Chops の影響で近年えらい勢いで良くも悪くも先鋭化、難解化していくドラムの世界ですが、Spyro Gyraでもプレイしていた Lee Pearson のプレイが一風変わってて面白いです。

曲芸って意味じゃ他の方々と変わりませんが、素人が見て「上手いし面白い」ってわかる点でちょっと別格だなと思いました。

ネタバレになっちゃいますが、特筆すべき内容としてはこんなとこ。

  • 目隠し
  • 素手
  • 喋ったり、拍手をフレーズに取り込む
  • 時たま立ち上がる
  • バックハンドプレイ
  • ちょっと顔芸
  • スティック1本を頭に乗せてプレイ
  • リムクリック
  • ルーテよりさらに粗い藁のような束を使う
  • スマック(パワーショット)が心地いい

タオル芸は洒落でやる人いますね。元PMGのPaul Werticoなんかはドラムセットを毛布で覆ってプレイしてたりもします。
楽器のない宙を叩く素振りなんてのもたまに見かけますし、個々のネタはそんなに斬新ではなく粗さも多少有りますが、時折交じえるユーモアがうまい具合にブリッジになっていて、構成力が優れているんだなと推測します。
この動画中には無いのですが、ブレイク直前にシンバルをスウェルしてすぐチョークする効果的な奏法は、バンドサウンドじゃ滅多に見かけないもので、引き出しもきっと多いんだろうなと。

近年流行っている超精密なメトリックモジュレーション、そういうのができる猛烈上手い人よりもむしろ、こういうクリエイティブな方と一緒にやってみたいって気にさせられます。
スキルはもちろん一定レベル欲しいけれど、こんな風に面白さが備わったプレイヤーがもっと増えたらいいなあって思いました。