Azuki, Matcha on CDM, MusicRadar

奇異の目? 好奇の目? どっちかわかりませんが、MusicRadarでは「西洋では依然からっきしだが、日本では今も続々と新しいライブラリーが」と前置き付きで新たなVocaloidの AZUKI, MATCHA を取り上げています。

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● PS VITA『うた組み575』『MIRACLE GIRLS FESTIVAL』、テレビアニメ『GO!GO!575』のメインキャラクター 正岡小豆(まさおかあずき)と小林抹茶(こばやしまっちゃ)のVOCALOID4歌声ライブラリのスペシャルセットです。
● 対照的な2人の歌声はデュエットでの使用に最適です。
● VOCALOID公式サイト(VOCALOID SHOP)限定発売 / ダウンロード版限定製品。
● 単品製品「VOCALOID4 Library AZUKI」 、「VOCALOID4 Library MATCHA」も発売中。
※ 本商品はライブラリのみの商品の為、ご使用いただくためには「VOCALOID4 Editor(アーカイブ)」(Windowsのみ)もしくは「VOCALOID4 Editor for Cubase(アーカイブ) と Cubaseシリーズ」等が必要となります。

いちおう英語のほうも。

The VOCALOID4 Voice Banks for both Azuki Masaoka and Matcha Kobayashi, the main characters of the PS Vita games Utagumi 575 and Miracle Girls Festival, and the anime Go! Go! 575, go on sale today, exclusively at the official VOCALOID website.

VOCALOID4 Voice Bank AZUKI is based on the character Azuki Masaoka. It is a female Japanese VOCALOID4 Voice Bank that was created using the voice of popular voice actress Yuka Ohtsubo, who is also famous for voicing Kyoko Toshinou in Yuru Yuri, and Kanako Mimura in THE iDOLM@STER: Cinderella Girls.

VOCALOID4 Voice Bank MATCHA is based on the character Matcha Kobayashi. It is a female Japanese VOCALOID4 Voice Bank that was created using the voice of popular voice actress Ayaka Ohashi, who is also famous for voicing Uzuki Shimamura in THE iDOLM@STER: Cinderella Girls, Adeltroot Alter in Knights & Magic, Yozora Kasumi in Aikatsu Stars.

In addition to the above mentioned separately sold products, we will also be releasing a reasonably priced AZUKI & MATCHA Set at the same time.

V3辺りでそこかしこがライブラリー開発に乗り出して混沌とし、V4辺りでそれぞれの開発能力の差がクッキリと出た感があるこの分野。
ぼかりすのお蔭もあるんだろうけど、VOCALOID4 Library MATCHA – adjusted with Vocalistener demo by vocaloid_yamahaのデモはなかなか味がある(あざといシャクりが聞こえた瞬間に再生停止したけど)。

で、CDMのサイトは歌唱ツールという面よりもクロスメディア的な面に注目しつつ、これまでのヒストリーをさらっている。
バックストーリー、いわゆるキャラ設定が日本では重要視されているとか、アイドルやスターの血液型までもが興味の対象であるとか、ライセンス上さまざまな活用が許可されているにも関わらずファンは自らの許さざる文脈での使用に悲憤慷慨するとか、そうしたネガティブな面も含めて。
ボーカロイドに消極的であると常々言われていたドイツ(CDMを更新しているのはドイツの会社)なんで、「懐古の念が湧く」という一文が現れたときに「おや?」と思った。

Of all the various CTM/Transmediale commissions, this is music I’d want to return to.

2016年にベルリンで催されたアート&デジタルカルチャー祭での演目を見ての言葉のようだ。
記事を書いた人に聞いてみないとわからないが、魔術並に高度に発達(≒インフレ)してしまった技術に飽いてしまい、朴訥とした表現形態に落とし込まれた作品にそよそよと靡いたのかもしれないな。

ちなみに記事のコメント欄では「自分にわからん言語を喋る12歳の少女の歌声なんて要るか?」ってのが見られる。
こう書かれると何か心がザワッとしてしまうな。
ボカロ抜きにして、僕は子どもが頑張って歌う声やその様子が好きだ。が、がんばれ…!って言いたくなるキーだとなおさら(セサミ・ストリートのテーマなんかは、子どもに歌わせるにしてもキーがけっこう高い)。

【参考】

書籍を記しておきながらアレだけど、僕はもうボカロ界隈を観測していないので、門外漢といっていい。
海外でどういうイベントにキャラクターが担ぎ出されたとか、予想外にどの国でいま火がついているとかハッキリ言って知らない。
VRに格好の素材として用いられましたみたいなニュースを国内メディアで半年に1度のペースで目にする程度だ。
でも、粛々と海の向こうで音楽と技術の融合に活用されていると聞かされると、CDMの記事じゃないけど、やっと本来の在り方に辿り着いたんだなと軽く安堵する。いい意味で化けの皮が剥がれるわけで。