Korg SV-2が出る?

2009年に登場し、ピアノだけでなく、真空管回路を経たビンテージなエレピサウンドが売りとなっていたKorg SV-1。
その後継たるSV-2が出ると見られています。

Never before has a single instrument captured the signature sound, the unique performance experience, and the aesthetic satisfaction of so many definitive keyboards as the KORG SV-2 Stage Vintage. The most vibey stage piano 10 years running, now with way more sounds and loads of user-requested features.

まあ、かつがれたらかつがれたってことで。
リーク元とされる情報によると、先代のSV-1と比較して10倍のメモリを持ち、128ポリ、ドイツ/イタリア/オーストリア/日本およびアップライトのピアノ音色がオンボードメモリに載ったほか多数の音色も追加され、PCで動作するエディタを通じてスプリットやレイヤーの編集が可能になり、リバーブだけでなくレイヤー音色/スプリット音色も改良された、と概ねこんな感じらしい。

僕も以前持っていて、マスターキーボードとしてのほか主にエレピ用として重宝してました。
引っ越しのときに、かさばるからと処分して3万円くらいの値段がついたかな。
欠点としては、やはりどうしても重量がある(そのわりに持ちにくい)のと、それぞれのノブが直接コントロールチェンジに対応してなかったこと。
出音もスピーカーとの相性によって音色ごとに随分変わってしまい、ヘッドフォンを着けての演奏やレコーディングにはいいんだけど、ライブでとなるとピアノなりエレピなり音色に特化した選曲にする必要がありました。
初期不良なのか自分の弾き方の問題なのかわかりませんが、DTM環境でマスターキーボードとして使ってるとMIDIノートが重複入力されてしまうこともありました。ベロシティカーブも自分の好みとは違ったかな。
つまりエレピにはいいけどピアノとして考えると、代々のKORGのデジピと比べてアドバンテージに乏しい印象がありました。見た目と真空管はステキなのに。
開発はKORGのイタリアだったかな。

先代がたしか15万円弱くらいで、上記サイト見るとSV-2と思しき機種は日本円で21万半ばくらいの価格になってますね。
昨年1年の海外の某楽器販売サイトThomannにおけるキーボードの販売ランキングはBehringerとKorgのみで占められていて、同じ風潮が続いていたら小型シンセも大型キーボードも他社のつけいるスキがない状態といえ、根強い人気がある機種だけに、機能のあり方や出で立ちによってはまたひそかに浸透していく可能性がありますね。
少し気になるのは(Nordもそうなんだけど)結局PCにつながないと音源管理が難しいのかって部分。そろそろ画期的な音源管理手法が登場していい気がするんですけどね。

200108追記

SV-2 - STAGE VINTAGE PIANO | KORG (Japan)
SV-2 – STAGE VINTAGE PIANO | KORG (Japan)
今月16日に始まる世界最大の楽器のトレード・ショー、『The NAMM Show』。その開幕に先行して、コルグが新製品「SV-2」を発表しました。 88鍵モデルと73鍵モデルの2製品がラインナップされ

情報出ましたね。今どきまさかのスピーカー搭載型で、かつスピーカー非搭載モデルの国内販売予定なし。