KordBot 出荷の見通し

ミニ鍵などガジェット系の話題がたまたま立て続く。
KordBot Kickstarter Project Raises More Than $175,000 – Synthtopiaによると、KordBotがいよいよ8月に出荷される見通しとのこと。

流れ、および真摯な対応

昨年2月にKickstarterで立ち上がったKordBotのプロジェクトは、目標金額$55,000のところを1ヶ月でその3倍にあたる$175,000集めた。
その後4月にはIndiegogoでもプリオーダーを開始して、ここだけでまた$300,000弱を集めたのだった。

ところがリクエストに応えるべき機能追加を行い、それによって直面した配線、コスト、品質、法律の問題に対応したり、機能のさらなるブラッシュアップを行なっている間に予定の9月どころか年を越してしまい、1年越しの今年8月にようやく出荷の見通しが立ったらしい。
几帳面な進捗報告にはもはや感心しかない。
そして今年3月にアップされた報告動画での、このやり遂げた感あふれる表情

プリオーダーでの販売価格は$279、日本円で¥30,000くらいか。

機能

機能については動画を見ていただくとわかる通り、基本的にはMIDIキーボードなのだけど、コードネームのボタンを押しながらキーを叩くと和音が鳴るという仕組みで、アルペジエイター、ステップ・シーケンサーも備えている。
スケールを指定しておくとコード進行もサポートしてくれると。
開発者のBradによると、自分にとってコードを憶えたりコード進行を考えたりするのが本当に煩わしくて、もっと簡単にしたかった、と。

類するものではKeith McMillen InstrumentsのQuNeoやArturiaのBeatStep Pro。
見た目はいいけど、実用性の面で考えると、キャリアの浅い人にとってハードルが高過ぎたんじゃないかな。

ハードウェアとしてのコードアシスタント

先々月、オンラインレッスンで生徒さんを短期集中で受け持った。
制作にCubaseを使うかLogicを使うか迷っておられて、スケールやコードをふわっとでも理解していないとLogicはちょっとハードルが高いので、ひとまずCubaseを使ってはどうですかと伝えたのだった。
自分としてはLogicのほうが教えやすくはあるのだけど、自分の都合を押し付けるのはフェアじゃないので、他の講師の方に担当が変わるにしてもその方がいいと思ったんで。
で、多少制御がややこしくはあるけれどCubaseにはコードアシスタントが付いているので、自分で自分の曲を作ってる感を味わいながら音楽を構築してゆける(ジャンルにはよる)。
一方で、Logicはゼロから始めるひとに向けては、Garageband同様に素材を組み合わせて作るスタンスを提案していて、コードに関してはちょっと避けて通ってるとこがある。
どうしたらいいかねえと頭を抱えていたタイミングでこのキーボードのニュースがSynthtopiaで取り上げられているのを見たんで、まさにこれがいいんじゃね?と思ったのだった。

それはともかく、出資者からのリクエストに真摯に向き合ってようやく出荷まで漕ぎ着けたBrad氏には学ぶところが多々あると感じた次第。