Kompose Audio “Arcturus Nova”
Kompose Audioから、既存製品のアップグレードとなる(らしい)Arcturus Novaがリリースされています。
ゆったりと、少しキラキラ感のあるアブストラクトサウンドで、ポップミュージックにはあまり向きません。展示やインスタレーション等、あくまで音楽を脇役、引き立て役とするバックグラウンドミュージックなんかを制作する場面で真価を発揮するでしょう。
それはそれとして
以下、完全に余談ですが。
「今これが買われました」
左下には悪名高き「今これが買われました」のポップアップがちょこちょこ表示されます(日頃ネットの情報をチェックされてる方はご存知かと思いますが、なぜ悪名高きかというと、大体の場合この表示は嘘らしいので;不可能ではないようだが)。
少なくとも自分は、製品ページにこれを表示するデベロッパーやWebサービスの評価を下げちゃいますね。
自動翻訳
うちのサイトにも導入しているように自動翻訳のツールが埋め込まれていて、やはり同様にまあまあなクオリティの翻訳精度でデベロッパーのサイトが日本語表示可能となってますね。
が、おわかりのとおり、なかなかパーフェクトな翻訳とはいえず、「お前はいったい何を言ってるんだ」と思ったら、原文に切り替えて確認しないといけない。よくある話であり、良し悪しです。むろん、そうならないように人の手をある程度加えた上でグローバルサイト化を図るツールもあって、現在自分も直接ではないけど携わっているところ。
こうした自動翻訳ツールを製品サイトに設定することで、余計なマージンを取られかねない代理店(小売)の頭を飛び越えてデベロッパーが海外のユーザー相手に直接ビジネスできるかどうかというと、当面「できなくはない」レベルにとどまるかなと。充分ありがたいのはもちろんですが。
AIもそうなのだけど、文章に限らず、結局のところ「実在の人間による評価」を経ないと実際のビジネスの場面ではまだ厳しいというか、現在は多かれ少なかれ評価やチューニングを人間が行う前提で仕事が回っていて、そのサイクルに(大縄跳びよろしく)加われるかどうかが世では問われてるんですよね。時間の問題かとは思いますが。
「オーディオ説明」の言語切替は初めて見ました。自動音声によるもので、リアルタイムではないと思います。漢字の読み間違いもあるので、どうかと思いつつも、一般的なPCの読み上げ機能も充分でないなか視覚上のサポートを必要とされる方々が日々利用されてることを考えると、こうした読み間違いも許容範囲なのかなとも思ったりします。
いや、どうなんでしょうね。母語話者が綴った日本語の誤読音声と、自動翻訳による日本語の誤読音声だとまた勝手が違いそうでもあります。
読み間違い部分、たぶんこうじゃないかと思われるものをパパッと列挙すると、
- 現存 → 現在
- 飲食? → 音色?
- 職密? → 緻密?
- 忠し度 → 忠実度
- まい入? → 没入?
何かの自動翻訳サービスに組み込まれた読み上げ機能なのかなあと思ったり。
この製品のインターフェース自体も日本語対応されているようですが、不安感はありますね。これまで、日本語化されて字数が増えた結果、ラベルがはみ出していたりってケースを何度か見てますし。ドイツ語だともっとはみ出してるかもしれません。