Keepforest “Evolution: Atlantica” – トレーラー音源作り込み用ライブラリー

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KEEPFOREST社製 サンプルパック 「EVOLUTION: ATLANTICA」の製品詳細情報ページです。

知らないデベロッパーだったのですが、SONICWIRE で取り扱いが開始したついでに、こちらでも取り上げてみようかな、って。
Keepforestはスペインに拠点のある会社で、Kontakt用のシネマティックSFXやトレーラー素材用ライブラリーを中心にリリースしています。トレーラー映像用のマッシブインパクトな素材を扱う大手、Boom Libraryとのコラボレーションが中心、でしょうか。
マニュアルはわかりにくい表現が多いですが、XYパッドを活用して効果音を組み立てる仕組みは比較的理解が容易で、国内外で品質への評価が高いようです。

Webサイトのほうがね、他デベロッパーの製品と混在して表示されてるので、イマイチ把握しづらいのですが、Risenge, Ferrum, AizerXシリーズ、Evolutionシリーズが売れセンと見られます。
EvolutionシリーズのAtlanticaは、Dragonの続編で随所に改良が加えられているみたい。2017年のリリースってことが先ほど判明して、Devastator Breakoutが2022年リリースらしいけど、これは総集編? 最新はFerrumかな?

聞くだにいかにもトレーラー系の音源という感じ。トレーラー以外にはブルータルなEDMに用いてもかなり映えそう。

定価がそれなりの金額ってこともあって、SONICWIREでの新規取り扱い記念のセール価格が意外と安く見えます。コスパ良さそうな製品も結構あり、もっともっと出費を押さえたい人には、Classic Metal HitsCinematic Downfallsがほぼたたき売りの状態なので、飛び道具を増やしておきたい人には穴場かなあと思います。

Evolution: Dragon と Evolution: Atlantica について

この2製品、KeepForestの処女作みたいなものだと思うのですが、2022年のいま見ると少しデザインが古いかもしれませんね。とはいっても、Kontaktがただのサンプルプレイヤーの域を脱して自由度が上がったのもこの4,5年のことと思っているので行き違いみたいなことかも。垢抜けたインターフェースでストレスなく使おうってのであれば、Devastator以降の製品やAizerX、Ferrumなどを狙ったほうがいいかもしれません。

と前置きした上で、この2製品の英語マニュアルがあまりにもわかりづらいため、少しだけフォロー入れておきます。マニュアル内に説明があるのにインターフェースに見当たらない、たとえばWhoosh / LongボタンやGlideスイッチなどの機能は、パッチによって(もっと正確に言えばパッチの方向性)非表示だったりします。機能は触ればわかるので割愛。
それから、Atlanticaのほうに見えるSound Menu、これは機能名も兼ねたパッチの名称で、これをロードし中央のSound Menuボタンを押すことで起動します。
機能に関するザックリした説明はマニュアルにあるんですが、その機能に辿り着くプロセスの話がまったく記されていないため当惑される方が多いと推測します。この辺り、Sonicwireに日本語マニュアルを提供しましたんで近いうちフォローされると思います。なお原文マニュアルだと英語も危なっかしいのでDeepL使おうが厳しい。原文のまま読んでも、やはり厳しかった。